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上顎洞炎ってどんな病気?

2016/01/25
投稿者:前田 博信

こんにちは。愛媛インプラントクリニックかまくら歯科 副院長の前田です。

皆さんは歯科と耳鼻科には意外と深い関わりがあるのをご存知でしょうか?今回はそのうちのひとつ『上顎洞炎』についてご説明します。

 

『上顎洞炎』とは、その名の通り『上顎洞』に起こる炎症のことですが、『上顎洞』は上顎の中、頬骨の奥、歯の横、目の下あたりに広がる空洞のことを言います。『上顎洞炎』はその空洞の粘膜が腫れて、膿が溜まることを言い、一般的には『蓄膿症』や『副鼻腔炎』とも呼ばれます。(ちなみに、『副鼻腔』には『上顎洞』の他に『前頭洞』『篩骨洞』『蝶形骨洞』があります。)原因はアレルギー性鼻炎や風邪など鼻の症状から起こることが多いのですが、虫歯や歯周病で起こることもあるのです。(鼻が原因の場合を『鼻性』、歯が原因の場合を『歯性上顎洞炎』と言います。)その場合、CTなどで精査・診断した上で、抗生物質を飲んだり、歯の治療をしなければいけません。

 

これは、鼻のあたりのCTの画像です。左側は膿が溜まり『上顎洞炎』を起こしているため、グレーになっています。正常な右側は膿がなく、空気しかないので黒く見えます。

上顎洞炎1

上顎洞炎2

上顎洞にたまった膿は上顎の根の先に接しており、『上顎洞炎』の炎症が上顎の根に影響を及ぼし、痛みが出ることがあります。では、実際『上顎洞炎』の時には、どのような症状がでるのでしょうか。

 

  1. 目の奥や頬のあたりの違和感:上顎洞は頬のあたりから目の下まで広がっているため、上顎洞に膿が溜まると目の奥あたりまで違和感や痛みを感じることがあります。
  2. 鼻づまり:上顎洞は鼻の穴と繋がっているため、膿が溜まっている側の鼻がつまってしまうことがあります。
  3. 動くと響く:上顎洞に膿が溜まっていると、走ったり動いたりした時にその膿が揺れ動き、上顎のあたりが響くことがあります。
  4. 頭痛:上顎洞は頭の方にある骨、空洞とも繋がっているため、炎症が波及すると頭痛を起こすこともあります。
  5. 歯の痛み:上顎の奥歯の根の先は上顎洞と近い為、炎症により歯が痛むこともあり、痛みが強いと虫歯と勘違いすることもあります。また、噛んだり、歯の根元あたりの歯茎を押すと痛むこともあります。
  6. 口臭:上顎洞に膿が溜まっていると、口臭がしたり、鼻の奥が臭う事があります。

 

症状から見ても、鼻と歯に関わりがあることが分かりますよね。続いてその原因と治療法についてご説明します。

 

  1. 鼻が原因の場合:上顎洞炎の約8割は鼻が原因と言われています。風邪や花粉症、アレルギー性鼻炎などで上顎洞炎が起こり、歯が痛むことも多くみられます。CTなどにより、鼻が原因なのか、歯が原因なのかを診断した上で、鼻が原因であれば抗生物質の服用で、炎症を抑えることができれば、歯の痛みもなくなります。
  2. 歯が原因の場合:歯が原因で上顎洞炎が起こるのは約2割です。むし歯が神経まで広がって根の先から細菌が上顎洞に入ってしまったり、神経を取っている歯に再び細菌が感染し、寝の先に膿が溜まってしまったり、歯周病が進行して歯周ポケットから細菌が上顎洞に入ってしまうと、上顎洞炎になってしまいます。まず、原因の歯を確認して、抗生物質を服用しながら、根の治療や歯周病の治療を行い、細菌が上顎洞に入らないようにできれば歯を抜かなくても済みます。

 

 

このように、上顎洞炎は症状も原因も様々ですので分かりにくい病気ですが、CTなどによる詳しい診査・診断、そして適切な治療により治る病気でもあります。同じような症状でお悩みの方は是非ご相談ください!

 

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