【南予・高知からも来院】お子様の発音が気になる保護者様へ|舌小帯短縮症と手術適応の話
2026年5月29日
【南予・高知からも来院】お子様の発音が気になる保護者様へ|舌小帯短縮症と手術適応の話
5月29日、宇和海から心地よい潮風が届く頃となりました。南予地方では宇和島の真鯛が旬を迎え、高知では四万十川の鮎漁が解禁されるなど、初夏の食卓が彩り豊かになる季節です。ところで「お子様の発音が気になる」「サ行やラ行が言いにくそう」とご相談いただくケースが、この時期から幼稚園・保育園での集団生活を通じて増えてまいります。
その原因の一つが、舌の裏にある「舌小帯(ぜつしょうたい)」が短いことによる構音障害かもしれません。本記事では、舌小帯短縮症による発音への影響、手術が必要となる適応基準、適切な治療時期、術後の経過まで、南予・高知の保護者様に向けて歯科医の立場から詳しく解説いたします。

舌小帯短縮症とは|構音障害との関係
舌小帯短縮症とは、舌の裏側と口の底をつなぐ「ひだ」状の組織(舌小帯)が、生まれつき短い・太い・付着位置が前方すぎることで、舌の動きが制限される状態をいいます。この状態が続くと、哺乳・発音・嚥下・歯並びなど、多方面に影響が及ぶ可能性があります。
特に発音への影響は深刻で、舌先を上顎につけて発音する「タ行・ダ行・ナ行・ラ行」、舌の側面を使う「サ行」などが不明瞭になりやすいのが特徴です。お子様が「らりるれろ」を「だりるれろ」のように発音する、舌を前に出した時に先端がハート型にくびれる、といった所見があれば舌小帯短縮症が疑われます。
構音障害が現れやすい音
| 影響を受けやすい音 | 必要な舌の動き | 代償的な発音例 |
|---|---|---|
| ラ行(らりるれろ) | 舌先を上顎前方に弾く | 「だ」「な」に近い音 |
| タ行・ダ行 | 舌先で上顎を叩く | 不明瞭・濁った音 |
| サ行 | 舌の側縁を上顎に密着 | 「しゃ」「ちゃ」混合 |
| カ行・ガ行 | 舌の奥を持ち上げる | 奥に引いた不自然な音 |
手術の適応基準|どんな場合に必要か
舌小帯短縮症が見つかったからといって、必ず手術が必要というわけではありません。手術適応の判断は、年齢・症状の程度・機能障害の有無を総合的に評価して行います。当院では、安易な手術を避け、お子様の成長段階に応じた最適な治療方針をご提案いたします。
国際的に用いられる評価指標として「舌小帯短縮症の重症度分類(Kotlowの分類)」があり、舌を最大限挙上した時の小帯付着位置から距離を測定して4段階に分けます。当院ではこの客観的指標に加えて、実際の発音検査・嚥下機能評価・口腔筋機能の状態を多角的に判定します。
手術適応の主な基準は次の通りです。①4歳以降も構音障害が改善しない、②舌を上顎につけられない(挙上制限が著しい)、③乳児期の哺乳障害が継続、④矯正治療の妨げとなる、⑤お子様自身が発音にコンプレックスを抱えている、これらに該当する場合は積極的な治療をご検討ください。
年齢別の対応方針
- 0〜1歳(乳児期):哺乳障害(母乳が吸えない・体重増加不良)がある場合のみ早期手術を検討
- 2〜3歳(幼児前期):発音は発達途上のため経過観察。お口周りの筋トレ(口腔筋機能療法/MFT)を導入
- 4〜6歳(就学前):構音障害が固定化する前に評価。手術適応であればこの時期がベストタイミング
- 学童期以降:構音訓練と並行して手術を検討。矯正治療との連携も視野に入れる
手術の方法と当院の取り組み
舌小帯切除術は、保険適用となる比較的シンプルな外科処置です。当院では従来のメス切開に加え、出血・腫れを最小限に抑えるレーザー処置にも対応しており、お子様への負担を大幅に軽減しています。
手術自体は局所麻酔下で10〜15分程度で完了します。協力が得られる4歳以上のお子様であれば、外来での日帰り手術が可能です。麻酔が苦手なお子様には、表面麻酔ジェルを十分に効かせてから極細針で注射するなど、痛みへの配慮を徹底しております。当院は個室診療室を完備しており、保育士による無料託児サービスもご利用いただけますので、ご兄弟連れでも安心してお越しください。
手術後の構音訓練が重要
「手術すれば自然に発音が良くなる」と思われがちですが、これは大きな誤解です。すでに誤った発音が習慣化している場合、舌の自由度が増しても発音パターンは変わりません。手術後は必ず構音訓練(言語聴覚療法)を併用し、正しい舌の使い方を身につける必要があります。当院ではお口周りの筋トレ(口腔筋機能療法/MFT)と組み合わせ、総合的な機能改善をサポートいたします。
南予・高知エリアからのご来院について
当院は伊予郡松前町、エミフルMASAKIから車で5分という好立地にあり、宇和島市・八幡浜市・大洲市・西予市など南予エリア、さらには高知県からも舌小帯短縮症のご相談を多数いただいております。遠方からの通院でも、術前検査・手術・術後経過観察を計画的にスケジューリングすることで、ご家族の負担を最小限に抑えるよう配慮しております。
スタッフ総勢50名・歯科医師9名以上の総合歯科クリニックとして、小児歯科専門のチームが常駐しております。お口の立体的なレントゲン(歯科用CT)・歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)・光学式の3D口腔スキャナー(iTero)など、精密診断のための最新機器も完備しております。南予方面からは松山自動車道を利用すれば宇和島から約1時間30分、高知方面からも高速道路で通院されている患者様が多数いらっしゃいます。
「手術が必要かどうか分からない」「セカンドオピニオンを聞きたい」というご相談も歓迎しております。お子様の発音や舌の動きについて少しでも気になる点があれば、まずは個室カウンセリングルームで丁寧に診察・ご相談させていただきます。
よくあるご質問

まとめ
舌小帯短縮症による構音障害は、適切な時期に適切な治療を行うことで大きく改善できます。手術の適応判断・タイミングの見極め・術後の構音訓練まで、総合的なサポートが不可欠です。当院は南予・高知エリアからの患者様も多くお迎えしており、お子様の発音や舌の動きに不安がある保護者様は、ぜひお気軽にご相談ください。
当院について
医院情報
| 医院名 | 愛媛インプラントクリニック かまくら歯科 |
| 住所 | 愛媛県伊予郡松前町鶴吉806 |
| 電話 | 089-984-0002(予約制) |
| アクセス | エミフルMASAKIから車で5分 |
| 公式サイト | kamakura-dental.jp |
診療時間
| 曜日 | 午前 | 午後 |
|---|---|---|
| 月〜金 | 9:00〜13:00 | 14:00〜18:00 |
| 土曜 | 9:00〜13:00 | 14:00〜17:00 |
| 日・祝 | 休診 | |
院長プロフィール
鎌倉 聡(かまくら さとし)
愛媛インプラントクリニック かまくら歯科 院長
「一生自分の歯で美味しく食事ができる喜びを」をモットーに、最新のデジタル設備(iTero・歯科用CT・マイクロスコープ等)を活用した精密治療を提供。インプラント・矯正治療をはじめ、虫歯・歯周病・根管治療など幅広い歯科治療において愛媛県内外で有数の症例実績を持つ総合歯科クリニックの院長。
通院エリア
松前町・松山市・伊予市はもちろん、八幡浜市・大洲市・宇和島市・西条市・今治市・新居浜市・四国中央市、さらには高知県からも多くの患者様にご来院いただいております。
遠方の方もお気軽にご相談ください。
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