年齢別の治療
妊娠期・0才の
お口のケア
生まれる前から、
はじめてのお口ケアまで。
お母さんのお口の健康は、
生まれてくる赤ちゃんの健康にも
つながります。
STEP1 妊娠期|お母さんのお口
妊娠中、こんなことありませんか?
- 歯ぐきが腫れやすい・出血しやすい
- つわりで歯みがきがつらい

妊娠中は、女性ホルモンの変化によってお口のトラブルが起こりやすくなります。
ホルモンの影響で歯ぐきが腫れやすく、出血しやすくなるため、妊娠性歯肉炎が起こることがあります。
さらに、つわりで歯みがきが十分にできなかったり、食事の回数が増えたりすることで、虫歯(う蝕)のリスクも高まります。
歯周病が進むと、早産や低体重出産のリスクが高まると報告されています。
歯周病の原因菌やそれにともなう炎症の物質が、血液を通じて全身に影響を及ぼすと考えられているためです。
妊婦歯科健診で、
トラブルを早めに見つける
だからこそ、妊娠中の早めのチェックと予防が安心への第一歩になります。妊婦歯科健診は、妊娠中のお口の状態を確認し、トラブルを早めに見つけるための健診です。
STEP2 0才|赤ちゃんのお口

歯が生える前は、やわらかいガーゼでお口をやさしくぬぐうケアから始めましょう。まだ歯がないうちから「お口に触れられること」に慣れておくと、歯みがきへの移行がぐっとスムーズになります。
歯医者さんデビューの目安は、最初の乳歯(下の前歯)が生えてくる生後6〜8か月頃です。
この時期から通い始めると、お子さまが歯医者さんの雰囲気に少しずつ慣れていけます。将来むし歯治療が必要になったときも、こわがらずに座れるようになります。
フッ素塗布は、
最初の乳歯が生えた頃から
歯を強くするお薬を塗る処置(フッ素塗布)は、最初の乳歯が生えた頃から始められる、安心な予防処置です。
1〜2才の
歯科治療
噛む力とお口の発達が、
ぐんと進む大切な時期。
この時期に整えたいのは、次の3つです
- 離乳食
- おやつ
- 仕上げみがき

1〜2才は、噛む力とお口の発達がぐんと進む大切な時期です。
離乳食の与え方や食べるときの姿勢は、噛む力や口腔まわりの筋肉の発達に関わります。
口を閉じてしっかり飲み込む力は、口腔まわりの筋肉を使うことで育つからです。
おやつは「何を」より「いつ・どう与えるか」が虫歯(う蝕)予防のカギです。
仕上げみがきは「短時間・毎日・楽しく」が続けるコツです。
嫌がって当たり前の時期なので、無理に押さえつける必要はありません。
膝の上に寝かせ、上唇の裏のスジに歯ブラシが当たらないよう注意するだけで、痛みをぐっと減らせます。
歌や声かけをしながら、まずは数秒からで大丈夫です。
フッ素塗布で、生えたての歯を守る
フッ素塗布は、歯が生え始めた1才前後から受けられます。生えたての歯はやわらかく酸に弱いため、定期的に塗ることでむし歯になりにくい歯に育ちます。
たとえば3〜4か月に1回のペースで続けると、定期的に虫歯チェックもでき安心です。
3〜5才の
歯科治療
むし歯予防と「ひとりみがき」を
身につける、いちばん大切な時期。
こんなこと、気になりませんか?
- 歯が黄色い感じがする
- お口がいつもぽかんと空いている

乳歯が生えそろい、奥歯のむし歯リスクが高まる一方で、お子さま自身の「できた」を育てられる絶好のタイミングでもあります。
この時期は、むし歯を「防ぐ習慣」を一生もののかたちで身につけられる大切なステージです。
染め出しで
「みがき残し」を見える化
ひとりみがきの上達には、染め出しを使ったブラッシング指導(TBI)が近道です。みがき残しを色で見える化することで、お子さま自身が「ここがみがけていなかった」と気づけます。色がついた場所をめがけてみがく練習は、ゲーム感覚で取り組めて楽しいと好評です。叱るのではなく「できたね」とほめながら進めるので、歯みがき嫌いになりにくいのもメリットです。
歯ブラシの持ち方や動かし方、フロス・糸ようじの使い方も、お子さまと保護者の方の両方にお伝えします。
3〜5才のうちは、ひとりみがきのあとに保護者の方の仕上げみがきが欠かせません。仕上げみがきは、お子さまの頭をひざにのせる姿勢が見やすくおすすめです。
1日1回はフロスや糸ようじを使うと、むし歯になりやすい歯と歯の間までしっかりケアできます。3〜5才の食事は、むし歯予防だけでなく、顎の成長と歯並びにも深く関わります。
よく噛んで食べることが、これからの永久歯が並ぶスペースを育てる土台になるからです。適度な歯ごたえのある食材を取り入れ、左右の歯でしっかり噛む習慣をつけましょう。おやつは時間を決めて、だらだら食べを避けることがむし歯予防のコツです。
6~8才の
歯科治療
いちばんむし歯に
なりやすい一方で、
永久歯をしっかり守れる時期。
こんなこと、気になりませんか?
- 歯並びが気になる
- 生えたての永久歯がむし歯にならないか心配

6〜8才のこの時期はいちばんむし歯になりやすい一方で、ケア次第で永久歯をしっかり守れる時期です。
6才臼歯は乳歯のいちばん奥からさらに後ろに生えるため、保護者の方も気づきにくく、みがき残しが起こりやすい歯です。
また、生えたての永久歯はやわらかく酸に弱いので、乳歯よりもむし歯(う蝕)が進みやすいのが特徴です。
フッ素塗布+シーラントで、
生えたての永久歯を守る
生えたての永久歯を守る一番の近道が、歯を強くするお薬を塗る処置(フッ素塗布)です。生え変わり期の永久歯は時間をかけて丈夫になるため、定期的に塗ることでむし歯になりにくい歯に育ちます。
● 当院では3ヶ月に1回を目安にフッ素塗布をおすすめ
噛む面の溝が深い6才臼歯には、奥歯の溝を樹脂で埋めて守る処置(シーラント)も有効です。
6〜8才はむし歯だけでなく、歯ぐきの炎症(歯肉炎)にも注意したい時期です。顎が大きく成長するこの時期に気づけば、無理のない方法で土台を整えやすくなります。
たとえば、出っ歯(上顎前突)、受け口(反対咬合)、前歯が噛み合わない、すきっ歯などが気になるサインです。原因には、指しゃぶり、口呼吸、お口ぽかんといった毎日の癖が関わっていることもあります。こうした癖は、お口まわりの筋トレ(口腔筋機能療法/MFT)で改善できる場合があります。
9~14才の
歯科治療
永久歯が生えそろい、
一生使う歯の土台が決まる時期。
こんなこと、気になりませんか?
- 自分でちゃんとみがけているのかな
- 永久歯がむし歯になったら心配

9〜14才は、永久歯がすべて生えそろい、一生使う歯の土台が決まるとても大切な時期です。
注意したいことは2つ。1つは、生えたての永久歯は表面がまだやわらかく、むし歯(う蝕)になりやすいことです。
もう1つは、お子さまが自立し、保護者の目が届きにくくなることです。
そこで当院は、この時期に「自分でしっかりみがく力」を育てるサポートを大切にしています。
染め出し+定期検診で
「自分でみがく力」を育てる
当院では染め出し液でみがき残しを赤く見える化し、どこがみがけていないかをお子さま自身に確認してもらいます。「ここが赤いね」と一緒に見ることで、納得しながら上達できます。
● 3か月に1回の定期検診でこのチェックを続ける
生えたての永久歯を守るには、歯を強くするお薬を塗る処置(フッ素塗布)と定期検診の組み合わせが効果的です。
9〜14才は、歯並びの最終的なチェックと、必要に応じた矯正相談に適した時期です。永久歯が生えそろうこの時期は、歯並びを整える治療(二期治療)の中心となるためです。
当院ではレントゲン(歯科用CT)や光学式の3D口腔スキャナー(iTero)を使って精密に診断します。気になるサインがある場合は、まずはご相談ください。

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ご家庭でできるサポート
ご家庭では、「見守りながら少しずつ任せる」サポートが理想です。9〜14才は自立の時期ですが、完全に任せきりにすると習慣が崩れやすいからです。具体的には、次のような声かけが効果的です。
- 月に数回は保護者が仕上げ確認をする
- 甘い飲み物やだらだら食べを控える
- 就寝前のみがきを習慣づける