子どもの矯正費用は、なぜ最初に総額が出ないのか|愛媛・松山で小児歯科|愛媛インプラントクリニックかまくら歯科

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子どもの矯正費用は、なぜ最初に総額が出ないのか

「子どもの矯正って、結局いくらかかるんですか」

最初のご相談で、必ずと言っていいほど出てくる質問です。当然だと思います。ただ正直に申し上げると、最初の一言で総額をお答えすることはできません。

ごまかしているのではなく、費用の組み立て方そのものが、大人の矯正とも、他の歯科治療とも違うからです。この記事では、何にお金がかかり、何で総額が変わるのかを整理します。金額そのものは記事末に記載しています。

モニターに映した歯並びのデータを子どもに見せながら説明する様子

子どもの矯正は、二段階に分かれます

まず押さえていただきたいのが、この点です。

乳歯と永久歯が混ざっている時期におこなうのが一期治療、永久歯が生えそろってからおこなうのが二期治療です。一期は顎の成長を利用して土台を整える段階、二期は歯を一本ずつ動かして仕上げる段階と考えてください。

費用が読みにくいのは、一期を受けた全員が二期に進むわけではないためです。一期で土台が整い、そのまま経過を見るだけで済むお子さんもいれば、二期が必要になるお子さんもいます。開始時点では、どちらになるか確定しません。

総額を左右する4つの要素

要素 どう影響するか
二期に進むかどうか 最も大きい差。一期だけで終わるか、二段階になるかで総額が変わります
装置の種類 取り外せるもの、固定するもの、マウスピース型で異なります
通院の回数 調整のたびに費用が発生する仕組みか、含まれているかで総額が変わります
保定の期間 動かし終えたあと、後戻りを防ぐ期間にも費用がかかる場合があります

医院を比べるときは、提示された数字が「どこまでを含んでいるか」を確認してください。装置代だけの金額と、検査から保定までを含んだ金額では、比べる意味がありません。

口腔内スキャナーで歯型を読み取っている様子

確認しておきたい5つの質問

相談に行かれる際、この5つを聞いておくと総額が見えやすくなります。

1つ目、相談料と検査・診断料は別にかかりますか。2つ目、提示の金額に調整料は含まれますか。3つ目、二期治療に進んだ場合、追加でいくらになりますか。4つ目、保定装置の費用と、その後の管理費はどうなりますか。5つ目、装置を壊した・なくした場合の再作製費はいくらですか。

5つ目は見落とされがちですが、お子さんの場合は現実的に起こります。取り外し式の装置は、給食の時間に紛失することがあります。

医療費控除の対象になります

お子さんの矯正は、噛み合わせの改善を目的とする場合、医療費控除の対象になります。見た目を整えることだけが目的の成人矯正とは扱いが異なります。

通院にかかった交通費も対象に含められる場合があります。伊予市や砥部町から通われる方は、往復の記録を残しておくとよいかもしれません。領収書は必ず保管してください。

具体的な申告方法は税務署の判断になりますので、詳しくはお住まいの地域の税務署にご確認ください。

マウスピース型の装置を見せながら説明する歯科衛生士

よくあるご質問

Q. 早く始めたほうが安く済みますか

早ければ安いという単純な関係ではありません。適切な時期より早く始めると、装置を使う期間が長くなるぶん通院回数が増えることもあります。始めるべき時期は歯並びの状態によって違うため、まず検査を受けていただくのが確実です。

Q. 分割で支払うことはできますか

お支払い方法についてはご相談いただけます。治療が長期にわたるため、段階ごとにお支払いいただく形をとる場合もあります。詳しくはカウンセリングの際にご説明します。

Q. 途中でやめた場合はどうなりますか

進行状況によって精算の考え方が変わります。ご事情で中断される方もいらっしゃいますので、その可能性も含めて事前にご確認ください。中断すると後戻りが起こる点にもご注意いただく必要があります。

Q. 保険は使えないのですか

顎の骨の形に関わる特定の症状など、限られた場合を除いて保険適用外です。ほとんどのお子さんの矯正は自由診療となります。

金額を聞く前に、検査を受けてください

総額が知りたいお気持ちは分かりますが、順番としては検査が先です。お子さんが二期治療まで必要な状態なのか、一期で整う可能性が高いのか。ここが分からないまま出された数字は、あとで大きく変わりえます。

松前町の当院では、検査の結果をご覧いただいたうえで、想定される範囲をお伝えしています。そのうえで、治療を始めるかどうかをお持ち帰りいただいて構いません。

ご予約はこちらから

この治療は自由診療です(保険適用外)

標準的な費用:【第1期(お子さまの矯正)】床矯正 363,000円(税込)、顎顔面矯正 363,000円(税込)、反対咬合改善ワイヤー 165,000円(税込)。【第2期(永久歯が生えそろってからの矯正)】インビザライン ライトプラン 片顎385,000円/上下550,000円(税込)、スタンダードプラン 上下715,000円(税込)、エキスパートパッケージ 上下913,000円〜946,000円(税込)、ワイヤー矯正 上下946,000円(税込)。第1期から第2期へ進む場合は、第2期の費用が別途かかります。調整料は別途1回3,300円(税込)。相談料・検査診断料・保定料は0円です。

治療期間・回数:第1期は8か月〜2年9か月、第2期はライトプラン約3か月半、スタンダードプラン約6か月、本格矯正は1〜3年が目安です。お子さまの成長に合わせて進めるため、第1期は経過を見る期間が入ります。遠隔チェックの利用で通院は3〜4か月に1回まで減らせる場合があります。

リスク・副作用:装置装着後の痛みや違和感、歯根の吸収、歯ぐきの退縮が生じることがあります。マウスピース型矯正装置は決められた装着時間を守らないと計画どおりに進みません。治療後に後戻りが起こることがあるため、保定装置の使用が必要です。

費用は2026年8月時点のものです。治療結果には個人差があります。詳細は診察時にご説明いたします。

この記事の監修者

鎌倉 聡

愛媛インプラントクリニック かまくら歯科 院長/歯科医師

日本口腔インプラント学会 専門医、ICOI国際インプラント学会 専門医・指導医、日本歯周病学会 歯周病専門医

最終監修日:2026年9月10日