同じお菓子でも虫歯になる子とならない子の差|愛媛・松山で小児歯科|愛媛インプラントクリニックかまくら歯科

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同じお菓子でも虫歯になる子とならない子の差

「甘いものを食べさせなければ、虫歯にならない」

半分は当たっていますが、半分は外れています。実際の診療で見ていると、お菓子の量より、食べ方のほうが結果を分けています。

同じ量を食べていても、虫歯になる子とならない子がいます。この記事では、その差がどこから生まれるのかをお話しします。

店頭に並ぶ色とりどりの洋菓子

※イメージです

大事なのは、量ではなく回数です

食事のたびに、口の中は酸性に傾きます。このとき歯の表面がわずかに溶けます。そのあと唾液の働きで中性に戻り、溶けた分が歯に戻っていきます。

中性に戻るまでには時間がかかります。そのため、回数が増えるほど、酸性でいる時間の合計が長くなります。

つまり、こういうことです。

食べ方 歯にとって
おやつの時間に、まとめて食べる まだよい。酸性の時間が1回で済みます
少しずつ、何度も口に入れる 厳しい。戻る時間が確保できません

「量を減らしているのに虫歯になる」というご家庭では、少量をだらだらと与えているケースが少なくありません。減らすなら量ではなく回数です。

口の中に残る時間で選ぶ

お菓子の種類による差もあります。判断の基準は口の中にどれだけ長くとどまるかです。

歯にくっつくもの、ゆっくり溶けるものは、そのぶん長く酸性が続きます。キャラメル、グミ、ソフトキャンディ、飴。とくに飴は、なめている間ずっと糖が供給され続けます。

一方、すぐに飲み込めるものは影響が短くて済みます。ゼリー、プリン、アイス、せんべい。同じ甘さでも、口に残る時間が違います。

見落とされやすいのが飲み物です。ジュースやスポーツドリンクを水筒に入れて少しずつ飲むと、飴をなめ続けているのと近い状態になります。水かお茶を基本にするだけで、条件が大きく変わります。

食卓で食事をする子どもと見守る家族

※イメージです

おやつは、食事の一部と考える

お子さんは一度にたくさん食べられないため、おやつは栄養を補う役割も持っています。取り上げるのではなく、位置づけを決めるのが現実的です。

時間を決める。「3時に」と決めれば、その前後は口の中が休まります。

袋のまま渡さない。お皿に出すと量が見え、終わりも分かります。

最後に水を飲む。歯みがきができない場面でも、口をすすぐだけで違います。

よくあるご質問

Q. 食べた直後に歯をみがくべきですか

直後でも構いませんが、間に合わないときは水を飲む、口をすすぐだけでも意味があります。おやつのたびに歯みがきを求めると続かないため、1日の中で確実にみがく回を決めるほうが現実的です。

Q. キシリトールのお菓子なら大丈夫ですか

虫歯の原因になりにくい甘味料ですが、製品によっては他の糖も含まれています。成分表示をご確認ください。また、それだけで虫歯を防げるものではなく、毎日の歯みがきと組み合わせて意味を持ちます。

Q. 祖父母がお菓子を与えてしまいます

よく伺うご相談です。禁止するより「時間を決める」ことをお願いするほうが受け入れられやすいようです。検診の際にお伝えした内容をそのままお話しいただいても構いません。第三者から言われるほうが伝わることもあります。

Q. 果物やヨーグルトなら問題ありませんか

これらにも糖は含まれます。ただ、口の中に残る時間が短く、栄養面の利点もあります。だらだら与えなければ、おやつの選択肢として適していると考えています。

今週、回数を数えてみてください

お子さんが1日に何回、何かを口に入れているか。飲み物も含めて数えると、思っていたより多いことがあります。

数えたうえで、減らせそうな1回を見つける。それだけで条件は変わります。松前町の当院では、検診の際にご家庭の食習慣を伺い、その子に合った形をご提案しています。伊予市や砥部町から通われているご家庭にも、無理のない範囲でお話ししています。

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この記事の監修者

鎌倉 聡

愛媛インプラントクリニック かまくら歯科 院長/歯科医師

日本口腔インプラント学会 専門医、ICOI国際インプラント学会 専門医・指導医、日本歯周病学会 歯周病専門医

最終監修日:2026年9月10日