根管治療のよくある質問
2026年10月21日
「神経の治療」ってどんなことをするんですか?
歯の中にある神経や血管があるところをきれいにする治療です。
歯には歯髄と呼ばれるやわらかい組織があります。それを精密な器具やお薬などで菌のいないきれいな状態にする治療です。
どうして神経を取らないといけないんですか?
歯の中の神経はお薬をのんだり、ご自身の免疫機能では治らないからです。
歯の神経はご自身の硬い歯にかこまれており、外の組織とつながっているのは先端のわずかなところのみです。そのため、中の神経は物理的・化学的にきれいに除去しなければ治りません。
神経を取ると歯は弱くなりますか?
はい。
歯の神経がとおっているところには血管もあります。神経をとると歯に栄養が運ばれなくなるため、歯は弱くなります。
治療中は痛くないですか?
はい。
麻酔をして治療を行いますので痛みはありません。
治療のあとズキズキします。大丈夫でしょうか?
歯科受診をおすすめします。
もともと痛みが強く出ていた歯はなかなか痛みが引かないこともあります。ズキズキとした痛みは様子をみても良くならないことが多いです。歯科受診をおすすめします。
何回くらい通うことになりますか?
2回〜5回程です。
歯の神経の通っている根管は歯によっては複数あり、人によっては細くなっていたり、曲がっていたりします。そのため治療に時間がかかることがあります。
どうして何回も通わないといけないんですか?
神経の治療は精密で難しい形態をしている方も多いからです。
根の中をキレイにしたあと、再度菌が入らないようおくすりをつめます。そのため2回以上はかかることが多いです。
途中でやめてしまうとどうなりますか?
最悪、抜歯になります。
根管内に菌がいる状態で放置すると根の先に膿がたまっていきます。再治療には大変時間がかかりますし、根の中の汚染が強く、朽ちているような場合は抜歯になります。
ゴムのシートをかけるのは何のためですか?
治療する歯に唾液や菌が入らないようにし、逆にお薬が喉の方にいかないようにするためです。
ゴムのシートをかけることで治療するところを清潔に保ち、成功率を高めます。さらに治療する器具やお薬が喉の方へいかないため安全に治療できます。
顕微鏡を使う治療は何が違うんですか?
さらに精密に治療ができます。
根管内は肉眼でみると暗く細いため、顕微鏡を使用し明るく拡大した状態で治療することで治療の精度を上げることができます。
自費の根の治療は何がいいんですか?
保険で使用できない器具や薬剤を使用し、治療の成功率を高めます。
費用はどのくらいかかりますか?
歯の部位や状態によって異なります。
保険診療3割負担で3000円~12000円程度です。歯の部位や状態・CTや顕微鏡の使用の有無によっても異なります。
この治療、うまくいく確率はどのくらいですか?
歯の状態によります。
むし歯が大きく、今回初めて神経の治療をするという場合、成功率は90%程度ですが、既に神経の治療をされている歯が悪くなっている場合は成功率は下がります。
前に治した歯がまた痛みます。なぜですか?
診てみないと分かりません。
再感染、咬合が高い、破折など様々考えられます。
もう一度やり直すことはできますか?
できます。
再度、根の治療をすることは可能です。ただし、やり直して良くなる可能性がある場合に限ります。
根の先に膿がたまっていると言われました。
歯科受診しましょう。
症状や歯の状態を精査してもらいましょう。レントゲン上で膿がたまっていても、症状がなかったり、何年も病巣が変わっていなければ、経過観察となる事もあります。
歯ぐきを切って膿を出すと言われました。
良いと思います。
大きく腫れている場合、切開することで症状が改善することがあります。
他院で抜くしかないと言われました。残せませんか?
精査しないと分かりませんが抜かないといけないかもしれません。
抜くと言われたということは、あまり良い状態ではないのでしょう。再治療できるかどうかは、精査しないと分かりません。
なんとか神経を残す方法はありませんか?
診てみないと分かりません。
歯の状態を診察しないとはっきりとは言えません。
MTAという材料をすすめられました。何ですか?
根管内に充填する歯科材料です。
強い殺菌性をもち、封鎖性に優れています。自由診療で取り扱っています。詳しくはご相談下さい。
治療のあとは必ず被せることになりますか?
いいえ。
ただ神経をとった歯はそもそもむし歯で歯が大きく崩壊していることが多く、被せることになることが多いです。ご自身の歯がしっかりと残っている場合は被せないこともあります。
仮のふたが取れました。どうすればいいですか?
すぐ来院して下さい。
仮のふたが取れたままにしておくと、中が汚染してしまいます。なるべく早く来院して下さい。
治療中、その歯で噛んでもいいですか?
状態によります。
治療が進行しており、噛んでも痛くないようであれば大丈夫ですが、痛みが強い時はおすすめしません。詳しくはご相談下さい。
治療した歯が黒くなってきました。
問題ありません。
神経をとった歯は経年的に歯の色が黒く変色していきます。白くする方法もありますので気になる方はご相談下さい。
妊娠中でも受けられますか?
はい。
ただ母体の体調が安定している妊娠中期(16〜27週頃)をおすすめします。
抗生物質は飲まないとダメですか?
状態によります。
根の中の汚染が抗生物質で治ることはありませんが、ひどく腫れていたり、膿が出ている場合は飲んで頂いた方が症状が早く良くなります。出された時は飲むことをおすすめします。
治した歯は何年くらいもちますか?
何年もつとは、はっきり言えません。
神経をとった歯は栄養行き渡らなくなるため、破折のリスクが高まります。神経の治療がうまくいっても咬合力の強い方や元々歯が弱っている方は割れやすいこともあるため、何年とうは言えません。
根っこが割れていると言われました。
抜歯になります。
根が破折している歯は根管治療はできません。
治療の途中で出張があります。大丈夫ですか?
大丈夫ですが相談して下さい。
治療途中に入れる仮のふたは、取れにくいようにしています。また痛みが出にくいよう留意していますが、事前にご相談頂けると助かります。
治療が終わったあとも通う必要がありますか?
定期検診の受診をおすすめします。
再治療した歯がむし歯・歯周病にならないよう、定期的な歯科受診をおすすめします。












