根管治療

治療の流れ・期間

一般的な歯科医院で行っている根管治療と当院の根管治療の方法は大きく違います。
その違いをご紹介します。

一般的な保険診療での根管治療の流れ

step1
レントゲン撮影
レントゲンを撮って歯の状態を詳しく確認します。

step2
麻酔
治療をする歯の歯茎に局所麻酔をします。神経が入っていない歯では麻酔が必要ない場合もあります。
非常に炎症が強く、麻酔が効きづらい場合は、鎮静剤(ちんせいざい)、もしくは抗菌剤などで炎症を落ち着かせてから後日治療を行うこともあります。

step1
抜髄(根管処置)・根管洗浄・消毒
炎症、感染を起こしている歯髄、もしくは根管の中に詰まっている充填物を除去していきます。根管内をステンレス製のファイルやリーマーという器具でお掃除し、薬液で洗浄、消毒していきます。
限られた時間の中で行うため、根管の状態によっては、このステップだけで数回の通院が必要になることもあります。

step1
根管充填
根管内がきれいになったらガッタパーチャと呼ばれるゴム製の詰め物を根管内に緊密に詰めていきます。

step1
詰め物・被せ物
根管充填の後、特に問題がなければ、詰め物もしくは被せ物の治療を行います。

治療にかかる回数
治療開始から被せ物が終わるまで、3回〜数回かかります。根管の状態によってはもっと長くかかる場合もあります。

当院で行っている欧米式の精密根管治療の流れ

step1

レントゲン・CT撮影

レントゲン・CT撮影
レントゲンと必要に応じてCT撮影を行います。

一般的な保険診療とココが違う!!

レントゲンだけでなくCTも使用します。

step2

麻酔

麻酔
治療をする歯の歯茎に局所麻酔をします。神経が入っていない歯では麻酔が必要ない場合もあります。
非常に炎症が強く、麻酔が効きづらい場合は、鎮静剤(ちんせいざい)、もしくは抗菌剤などで炎症を落ち着かせてから後日治療を行うこともあります。

step3

ラバーダム装着

ラバーダム装着
治療する歯にラバーダムを装着し、根管内部に唾液が入り込まないようにします。ラバーダムに使用する器具は全て滅菌、消毒済みです。
ラバーダムをすることで、無菌状態を保つことができ、治療の成功率が大きく違ってきますので、当院では、保険・自費治療を問わず、全ての根管治療に対してラバーダム装着を行います。

一般的な保険診療とココが違う!!

ラバーダムで成功率が格段にアップします。

step3

抜髄(根管処置)・根管洗浄・消毒

抜髄(根管処置)・根管洗浄・消毒
炎症、感染を起こしている歯髄、もしくは根管の中に詰まっている充填物を除去していきます。当院では、根管内をニッケルチタン製ファイルでお掃除し、薬液で洗浄、消毒していきます。ニッケルチタン製ファイルはしなやかで操作性がよく、曲がった複雑な形をした根管でも隅々まで効率良くお掃除することができます。ファイルを電動の根管治療機器に装着して使います。
根管内の治療はマイクロスコープ下で行い、細かい部分までしっかり見える状態で精密、確実に行っていきます。
当院の根管治療は、なるべく細菌感染が起こるリスクを避けるため、一度に十分な時間をかけて回数をできるだけかけずに行います。

一般的な保険診療とココが違う!!

操作性のよい「ニッケルチタン製ファイル」を使用、マイクロスコープ下で細部まで確実に洗浄・消毒します。

step5

根管充填

根管充填
根管内がきれいになったら、根管内に緊密に詰め物をしていきます。保険で行う場合には、ガッタパーチャと呼ばれるゴム製の詰め物を詰めていきます。自費で行う場合には、材質、抗菌性、生体親和性に優れるMTAと呼ばれる材料を詰めていきます。

一般的な保険診療とココが違う!!

MTAセメントを使用することで自宅に帰っても取れにくく安心です。

step6

詰め物・被せ物

詰め物・被せ物
根管充填の後、特に経過に問題がなければ、詰め物もしくは被せ物の治療を行います。保険外の根管治療を選択した場合には、詰め物や被せ物も保険外治療になります。

治療にかかる回数
できるだけ時間をとり、まとめて治療を行いますので、保険診療の場合、2回〜数回、自費診療の場合、1回〜3回程度で終わります。治療のお約束はできるだけ変更・キャンセルしないようにしてください。