根管治療

治療中・治療後の注意点

根管治療中の注意点

治療後に守って頂きたいこと

なるべく予約をキャンセルしないようにしましょう

なるべく予約をキャンセルしないようにしましょう

根管治療中は、まだ最終的な被せ物をしているわけではないので、前回の治療から長期間あいてしまうと、場合によっては隙間があいてしまい、内部にバイ菌が入ってしまうリスクがあります。もしそのような状態で放置してしまうと、せっかく消毒している歯の内部に細菌が繁殖してしまい、状態が悪化、抜歯しなければならなくなることもあります。そのため、なるべく予約の日にちを守っていただくか、キャンセルされた場合でも早めに予約を取り直していただくよう、お願い致します。

治療している場所では噛まないようにしましょう

治療している場所では噛まないようにしましょう

治療している歯には仮蓋をしますが、ものが噛めるほど完全な強度の材料ではありませんので、そこで噛んでいると仮蓋が外れ、内部が汚染してしまう恐れがあります。また、治療中の歯にはできるだけ刺激を与えず、安静な状態にして回復を促すという観点からも、その部分で噛むことは避けてください。

万が一仮蓋が外れたら早めに連絡をお願いします

万が一仮蓋が外れたら早めに連絡をお願いします

当院では、通常根管治療に使われている仮蓋よりも外れにくい頑丈な仮蓋を使用しておりますので、滅多に外れることはありません。ですが、万が一欠けてしまった、外れてしまったという場合には、早急に内部を消毒し直して仮蓋をやり直す必要がありますので、お早めにご連絡をください。

治療直後には痛みや腫れが出ることがあります

治療直後には痛みや腫れが出ることがあります

根管治療の直後というのは、痛みや腫れが出ることがあります。神経を取った後の場合は、神経を取った部分の傷口が、麻酔が切れた後に通常痛みますし、内部が感染している状態の歯を治療した場合には、慢性的な炎症が急性化してズキズキと痛みを出したり、歯茎や顔が腫れたりすることもあります。
治療をする際には、そのような事態に備えてあらかじめ鎮痛剤や抗菌剤などをお渡ししておきますが、症状がよくならない、辛いというような場合にはご連絡をお願いします。

状況によっては治療回数が多くかかることがあります

状況によっては治療回数が多くかかることがあります

根管治療というのは、根管内の状態により、治療にかかる回数が大きく異なってくる場合があります。ですが、回数がかかるのにしびれを切らして途中で治療をやめてしまうと、残せるはずだった歯が残せなくなることもありますので、注意が必要です。

根管治療で治らない場合には、外科的な治療に切り替える場合もあります

根管治療で治らない場合には、外科的な治療に切り替える場合もあります

根管治療を繰り返しても一向に状態が改善しない場合、根管治療では治り切らない可能性が高くなってきます。そのような場合には、外科的な治療に切り替える、それでも治らない場合には抜歯を検討しなければならない場合もあります。

根管治療後の注意点

治療後に守って頂きたいこと

神経のない歯は歯が割れやすくなります

神経のない歯は歯が割れやすくなります

神経を取ってしまった歯というのは、歯に栄養が行かなくなりますので、弾力性が失われて枯れ木のように脆くなります。特に、虫歯で歯の部分を多く失った歯というのは、薄くなってしまっており、さらに弱くなります。当院では、なるべく歯が割れにくくするような対策を講じて治療を行いますが、患者様ご自身も、その部分にはなるべく過剰な力をかけない、歯ぎしりをする方は夜間にマウスピースをするなど気をつけていただくことが大切です。

再発することがあります

再発することがあります

根管治療の成功率は100%ではなく、通常の保険の根管治療だとあまり高くないのが現状です。そのため、治療をしてから数年経ってからまた問題を起こすことも珍しくありません。特に治療を繰り返していくほど、成功率は低くなっていきますので、いかに最初の根管治療で無菌的に治療を行えるかどうか、というのが大事になってきます。
当院では、最大限に無菌的な状態で治療を行うことのできる、米国式の精密根管治療を行なっておりますので、通常の根管治療よりも格段に成功率を高くすることができます。

神経を取った歯はだんだんと黒ずんできます

神経を取った歯はだんだんと黒ずんできます

神経を取った歯は、だんだんと色が黒ずんでいきます。なるべく歯質を残して詰め物をする場合、歯の部分が黒くなって目立ってくることがありますが、その場合には歯の色を漂白する方法や、セラミックなどで白い歯にすることが可能です。

バイ菌が入っても気付きにくくなります

バイ菌が入っても気付きにくくなります

根管治療をした歯には、本来歯の中にバイ菌が入ってきた際にセンサーとなる神経がありませんので、外部から歯の内部に細菌が侵入してきても気づくことができません。そのため、根管治療をした歯は、「痛みがないから問題ない」と自己判断せず、定期的に検診を受け、問題が起こっていないことを確認し、経過を見守っていく必要があります。