装置の入れ方・外し方
装置の入れ方
装置の入れ方や外し方が間違っていると、装置が曲がったり壊れたりします。そうなると、しっかりした治療が出来ませんので、正しい方法を学びましょう。
1. まず、装置が歯に合うところまで入れます。
2. プラスチックの「床」の部分の、前・後・左・右の4箇所をしっかり押します。この時、装置に「がたつき」がなく、ぴったりはまっているかどうか確認します。入った音がしたあとも、はまっていない事があるので、よく押して確かめます。
3. ぴったり入りました。
装置は「床」を押してあわせましょう。
例:ファンタイプや前方タイプは前歯の部分。
後方タイプは奥歯の部分。
注意!
装置の外し方
保護者が入れる(入っているか確認する場合)
上の装置
頭を胸や膝でかかえて両手で押す。がたついていなければOK
下の装置
両手の親指で顎を押さえて人差し指などで押す。がたついていなければOK
装置の取り扱い
基本的に装置はブラシの毛先で細かく磨いて水ですすぎます。歯磨き粉は使わないで下さい。洗浄剤(ポリデント、リテーナークリーナー等)は補助目的で使ってください。
装置は必ずケースに入れましょう。ケースに入れないと、落として踏まれたりします。外してすぐにケースにしまうと臭くなります。かならずこすり洗いをして汚れを落としてからケースにしまいましょう。外出先で洗えない場合は、家に帰って装置もケースも洗いましょう。
装置を入れている間は飲んだり食べたりしないでください。また、食べた後は必ずハミガキをして口の中をきれいにしてから装置を入れてください。食べかすの詰まった口に装置を入れると、痛みや虫歯の原因になります。
ティシュにくるんで置いていると、誰かがゴミだと思って捨ててしまいます。装置を新しく作るのにはお金も時間もかかってしまいます。ティシュにくるまず、洗ったらケースへいれましょう。