入れ歯・総入れ歯・義歯
きちんと適合した入れ歯で、快適で充実した生活を送って頂きたい

見た目はもちろん、噛む機能を回復するための入れ歯をご提供いたします。
歯が抜けてしまった場合、一番ポピュラーな治療法として「入れ歯」があります。一言に「入れ歯」といっても色々な方法があります。このページでは、そうした入れ歯の治療法を解説していきたいと思います。
入れ歯はオーダーメイドの歯と考え、1人ひとりに合ったものをご提供いたします
オーダーメイドの義歯

最適な咬み合わせの調整

入れ歯の種類
総入れ歯 (総義歯)

部分入れ歯(部分義歯)

入れ歯をしっかり固定できるオーバーデンチャー
入れ歯が安定しないでお悩みの方にうってつけの方法があります。それはインプラント義歯(オーバーデンチャー)。
入れ歯が合わず、「噛みにくい」「話しにくい」といった不便を感じることはありませんか?入れ歯の使いにくさを解消してくれる治療法がインプラントオーバーデンチャーです。
義歯とは異なり、顎の骨に固定源(人工歯根)があるから動くこともありません。

オーバーデンチャーはこのような方におすすめです
■周病や虫歯で全ての歯を失った
■お使いの入れ歯でしっかり噛めない
■入れ歯が外れやすいため話しにくい
■骨量が少なくオールオン4が難しい
■高額なインプラント治療は受けられない
日本の入れ歯事情!年齢別入れ歯人口
入れ歯と言えば、高齢の方がつけているイメージが定着していますが、最近では若い方も入れ歯を利用するようになってきています。日本では、入れ歯を利用している人はどれぐらいいるのでしょうか。ここでは、日本の入れ歯事情を詳しくご紹介します。
現在の入れ歯事情とは
年齢とともに入れ歯を使用する人が増える
入れ歯をつけている人の割合は、年齢とともに増加します。部分入れ歯と総入れ歯を合わせると、45~49歳の人の約4%が入れ歯を使用しています。50~54歳は約10%、55~59歳になれば約18.5%と急増していきます。
60歳以上になると、総入れ歯をつけている人が大幅に増え、85歳以上になれば総入れ歯をつけている人の割合はなんと50%を超えるのです。また、部分入れ歯をつけている85歳以上の人は全体の43.4%となるので、96.2%の人が何らかの入れ歯を使用していることになります。

高齢者の入れ歯の割合は減少傾向にある
高齢者の多くは何らかの入れ歯を使用していますが、総入れ歯については使用割合が減少傾向にあります。これは、1989年から始まった「8020運動」による歯を守る意識の向上や取り組みが功を奏したためと考えられます。8020運動は、「80歳になっても歯を20本残そう」を掲げた運動です。
歯科医院で定期的に歯のクリーニングを受け、虫歯に強い歯を作れるとされるフッ素塗布を受けることが推奨されています。今からでも歯を守る意識を持つことで、自分の歯を多く残すことができるでしょう。

若い人でも入れ歯の人が増えている
高齢者とは逆に、入れ歯を使用している若い人が増えています。約4%が何らかの入れ歯を使用していますが、これは25人に1人の割合となります。歯を失う原因は、虫歯や歯周病、外傷などです。
虫歯や歯周病は、日々の口腔ケアや定期的な歯科検診を受けることによってリスクを抑えられます。外傷については、交通事故や転倒、スポーツのボールが当たるといったことに注意をすればリスクを抑えられますが、完全に防ぐことは難しいでしょう。
そのため、日々の口腔ケアや定期検診でリスクを大きく抑えられる虫歯や歯周病をしっかり予防することが大切なのです。毎日ブラッシングしていても、虫歯や歯周病になる方はたくさんいます。
これは、正しい方法でブラッシングできていないことが原因だと考えられます。また、食生活も虫歯や歯周病に関係しているため、様々な角度からアプローチをかけることが大切です。
虫歯や歯周病で歯を失わないためにも、定期的に歯科医院を受診することをおすすめします。
入れ歯の種類と費用について
入れ歯といっても、総入れ歯や部分入れ歯、スマイルデンチャーなど様々な種類があります。それぞれ特徴や適用できる症例が異なります。また、それぞれ費用も全く異なるため、予算に合わせた治療を受けるためにも費用感を確認しておきましょう。ここでは、入れ歯の種類と費用について詳しくご紹介します。
入れ歯の種類と費用

総入れ歯
総入れ歯は、歯が1本もない方が使用する入れ歯です。人工の歯ぐきに人工の歯が並んでおり、口の中にはめ込むことで口腔機能の改善が期待できます。総入れ歯は、人工の歯ぐきの材質によっていくつかの種類に分かれています。
代表的なものが、レジン床と金属床です。レジン床は保険適用なので費用を抑えられますが、装着時の違和感や噛みにくさ、喋りにくさなどが問題となる可能性があります。それに対して金属床は、食べ物の温度が伝わりやすく薄い造りになっているため、レジン床と比べて使用感が良いことが特徴です。
費用の相場は、レジン床が3割負担で約26,400~33,000円(税込)、金属床が220,000~770,000円(税込)が相場となります。

部分入れ歯
部分入れ歯は、1~数本の歯を失った場合に使用する入れ歯です。総入れ歯と同じように、人工の歯ぐきに人工の歯がついています。さらに、クラスプという留め具がついており、残っている歯に引っかけて装着します。
歯を1~2本失った場合、その両側の歯を利用して人工の歯を橋のようにかけるブリッジを適用できます。しかし、片側にしか支えにできる歯がなかったり、多数の歯を失ったりした場合には、部分入れ歯が必要となるのです。
保険適用の部分入れ歯は、人工の歯ぐきがレジン製で、クラスプが金属製です。金属製の人工の歯ぐきや白いクラスプを使用したものなどは保険適用外となります。費用は、保険適用で1本あたり約5,500~16,500円(税込)です。
スマイルデンチャー
スマイルデンチャーは、金属のクラスプがついていない入れ歯です。本来、クラスプがついているところに歯ぐきに近い色のフックをつけるため、目立ちにくいというメリットがあります。また、強度と柔軟性が比較的高いため、装着時の違和感を抑えるために薄く作ることも可能です。
このように、入れ歯のデメリットを抑えたものがスマイルデンチャーです。
クラスプが目立つために入れ歯をつけたくないという方や、入れ歯の違和感が慣れなくて食事や会話に支障をきたしているといった方に向いています。ただし、スマイルデンチャーは保険適用外で、費用の相場は約110,000~220,000円(税込)と比較的高額です。
予算を踏まえて、検討するようにしましょう。
入れ歯の手入れについて
入れ歯は、作ってもらったら後はつけるだけというわけにはいきません。日ごろからしっかり手入れをして、正しく使用する必要があります。手入れをしないまま装着すると、思わぬトラブルが起きてしまうかもしれません。ここでは、入れ歯の手入れの方法とアフターケアについて詳しくご紹介します。
入れ歯に起こり得るトラブル
入れ歯には、人工の歯がついています。人工の歯には、天然の歯と同じく歯垢や食べかすがつくため、しっかりケアをしないと次のようなトラブルが起こる可能性があります。
・口臭
・口内炎
・歯石
・着色汚れ
さらに、クラスプがかかっている天然歯の虫歯や歯周病のリスクが上がります。そうなると、天然歯を失うことに繋がるのです。自分の歯を少しでも多く残すためにも、入れ歯のケアを徹底しましょう。
入れ歯の手入れ方法
入れ歯は、毎食後と就寝前に手入れが必要です。それぞれ、次のように手入れしましょう。
毎食後の手入れ

就寝前の手入れ

義歯洗浄剤を使わないと、ブラシでは落としきれない雑菌や汚れが残ってトラブルに繋がる恐れがあるので、必ず使うようにしてください。
入れ歯のアフターケアは必須
入れ歯は、普段の手入れに加えて定期的なメンテナンスが必要です。口の中の状態は加齢とともに変わっていくため、入れ歯の調整が必要不可欠なのです。調整せずに放置すると、次のようなトラブルが起こる可能性があります。
・入れ歯が歯ぐきに当たることで痛みがでる
・入れ歯がうまく外れない
・入れ歯が外れやすい
・入れ歯が安定しない
・入れ歯が壊れてしまった
このようなトラブルが起これば、入れ歯の役割を果たせなくなり、食事や会話などに悪影響を及ぼす恐れがあります。入れ歯を快適に使うためにも、かかりつけ医によるメンテナンスを受けるようにしましょう。