PCRとは?歯磨きの達成度と目標値20%の意義|東予から通える歯科が解説
2026年6月26日
PCRとは?歯磨きの達成度と目標値20%の意義|東予から通える歯科が解説
うちぬきの清らかな湧き水で知られる西条をはじめ、東予のまちにも雨上がりの緑がいっそう深まる季節になりました。
「毎日しっかり磨いているのに、検診のたびに磨き残しを指摘される」「自分の歯磨きが正しいのか自信がない」——そんなお悩みはありませんか。
その答えを数値で教えてくれるのが、今回ご紹介するPCR(プラークコントロールレコード)です。この記事では、PCRの意味、目指すべき目標値、そして測定する意義について、東予の皆さまに向けてわかりやすく解説します。

PCR(プラークコントロールレコード)とは?歯磨きの「成績表」
結論からお伝えすると、PCRとはお口の中の磨き残しの割合を数値化した検査のことで、毎日の歯磨きの達成度を示す「成績表」です。
なぜ数値化が必要なのでしょうか。それは、磨き残し(歯垢)は薄い膜のように歯に付着しており、肉眼ではほとんど見えないからです。
「磨いているつもり」と「磨けている」の間には大きな差があり、その差を目で見えるようにするのがPCRの役割です。
具体的には、歯に害のない染め出し液を塗ると、磨き残しのある部分だけが赤く染まります。
1本の歯を4つの面に分けて、赤く染まった面が全体の何パーセントあるかを計算したものがPCRです。たとえば全体の2割に磨き残しがあればPCRは20パーセント、半分に残っていれば50パーセントとなります。
つまりPCRは、自分の歯磨きの実力を客観的に知るための、ごまかしのきかない物差しなのです。
PCRの目標値はなぜ20%以下なのか
PCRの目標値は、一般的に20パーセント以下とされています。これは、虫歯(う蝕)や歯ぐきの炎症(歯肉炎)が起こりにくくなる清潔さの目安だからです。
理由は、磨き残しの中で細菌が増えると、その毒素が歯ぐきに炎症を起こし、やがて歯を支える骨が溶ける病気(歯周炎)へと進行するためです。
磨き残しを全体の2割未満に抑えられていれば、細菌が悪さをするリスクをかなり低く保てると考えられています。
PCRの数値の目安:20パーセント以下=良好な状態。20〜40パーセント=改善の余地あり。40パーセント以上=磨き方の見直しが必要なサインです。歯周病治療を進める際は、さらに低い数値を目標にすることもあります。
具体的な例を挙げると、初回の検査でPCRが60パーセントを超えていた方でも、正しい道具と磨き方を身につけることで、数か月後には20パーセント以下まで下がるケースは珍しくありません。
大切なのは、最初から完璧を目指すのではなく、段階的に数値を下げていくことです。
このように、20パーセント以下という目標値は、お口の健康を長く守るための現実的で達成可能な基準なのです。
PCRを測る意義|虫歯と歯周病予防の第一歩
PCRを測る最大の意義は、自分の歯磨きのクセを具体的に把握できる点にあります。これは、虫歯や歯周病を防ぐための確実な第一歩です。
その理由は、磨き残しは人それぞれ偏った場所に集中するからです。
利き手の関係で左右どちらかが磨きにくかったり、奥歯や歯と歯の間が苦手だったりと、弱点には個人差があります。染め出しによって赤くなった部分を見れば、ご自身の弱点が一目瞭然になります。
たとえば、毎回同じ歯の根元だけが赤く染まる方には、その部位に合わせた歯ブラシの当て方や、歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)に届くケア方法をご提案できます。
当院では数値を毎回記録し、前回との比較をグラフのようにお見せすることで、改善の手応えを実感していただいています。
数値が下がっていく達成感は、毎日のケアを続ける大きな励みになります。PCRは単なる検査ではなく、患者様ご自身が予防の主役になるためのきっかけなのです。
磨き残しが多い要注意ポイント
- 歯と歯の間(歯ブラシの毛先が届きにくい)
- 歯と歯ぐきの境目(汚れがたまりやすい)
- 奥歯のかみ合わせの溝
- 一番奥の歯の裏側
- 歯並びが重なった部分(叢生のある方)
PCRの測定方法と検査の流れ
結論として、PCRの検査は痛みもなく、短時間で完了する体に優しい検査です。だからこそ、お子様から高齢の方まで安心して受けていただけます。
なぜ負担が少ないのかというと、特別な機械を使わず、染め出し液と目視による確認が中心だからです。
体に害のない安全な薬剤を使用するため、染め出し後はうがいで簡単に色を落とすことができます。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1. 染め出し | 歯に害のない染め出し液を歯の表面に塗布します |
| 2. うがい | 軽くうがいをして余分な液を流します |
| 3. 記録 | 赤く染まった面を歯科衛生士が確認し数値化します |
| 4. 指導 | 磨き残しの部位に合わせた磨き方をご提案します |
具体例として、当院では染め出し後に鏡で実際の赤い部分をご自身の目で確認していただきます。
「ここまで残っていたのか」と驚かれる方が多く、それが行動を変える大きなきっかけになります。検査結果は記録として残し、次回の比較に活用します。
このように、PCRの検査は誰でも気軽に受けられ、結果がその場で予防につながる実践的な検査なのです。
PCRを下げるためのセルフケアのコツ
結論として、PCRを下げるには歯ブラシだけに頼らず、補助的な道具を組み合わせることが効果的です。
その理由は、歯ブラシの毛先だけでは歯と歯の間の汚れを十分に取り除けないからです。
磨き残しの多くは歯と歯の間に集中しており、ここをケアできるかどうかでPCRの数値は大きく変わります。
具体的には、デンタルフロスや歯間ブラシを毎日の習慣に加えることをおすすめします。
歯と歯ぐきの境目には歯ブラシを45度の角度で当て、力を入れず小刻みに動かすのがコツです。あわせて、歯を強くするフッ素のお薬を塗る処置を定期的に受けると、予防効果がさらに高まります。
セルフケアだけでは落としきれない歯石は、歯科医院での歯石除去(スケーリング)が必要です。定期的なプロのケアとご自宅でのセルフケアの両輪が、PCRを良好に保つ秘訣です。
こうした小さな工夫の積み重ねが、確実にPCRの数値を下げ、虫歯や歯周病から大切な歯を守ることにつながります。

よくあるご質問
まとめ
PCR(プラークコントロールレコード)は、磨き残しの割合を数値化した歯磨きの成績表で、目標値は20パーセント以下です。
数値で弱点を知ることが、虫歯や歯周病予防の確実な第一歩になります。当院では染め出し検査と一人ひとりに合わせた指導で、東予エリアの皆さまのお口の健康を末永くサポートします。気になる方はお気軽にご相談ください。
当院について
医院情報
| 医院名 | 愛媛インプラントクリニック かまくら歯科 |
| 住所 | 愛媛県伊予郡松前町鶴吉806 |
| 電話 | 089-984-0002(予約制) |
| アクセス | エミフルMASAKIから車で5分 |
| 公式サイト | kamakura-dental.jp |
診療時間
| 曜日 | 午前 | 午後 |
|---|---|---|
| 月〜金 | 9:00〜13:00 | 14:00〜18:00 |
| 土曜 | 9:00〜13:00 | 14:00〜17:00 |
| 日・祝 | 休診 | |
院長プロフィール
鎌倉 聡(かまくら さとし)
愛媛インプラントクリニック かまくら歯科 院長
「一生自分の歯で美味しく食事ができる喜びを」をモットーに、最新のデジタル設備(iTero・歯科用CT・マイクロスコープ等)を活用した精密治療を提供。インプラント・矯正治療をはじめ、虫歯・歯周病・根管治療など幅広い歯科治療において愛媛県内外で有数の症例実績を持つ総合歯科クリニックの院長。
通院エリア
松前町・松山市・伊予市はもちろん、八幡浜市・大洲市・宇和島市・西条市・今治市・新居浜市・四国中央市、さらには高知県からも多くの患者様にご来院いただいております。
遠方の方もお気軽にご相談ください。
\ 24時間受付中 /











