診療時間
09:00~13:00 / /
14:00~18:00 / /
  • ▲土曜日の午後は14:00〜17:00まで

ご予約・お問い合わせ

089-984-0002

〒791-3155 愛媛県伊予郡松前町鶴吉806

WEB予約
キービジュアル

歯ぎしりを軽視するのは禁物!歯周病の原因にもなりかねない?!

2019年2月21日

歯ぎしりを人に指摘された経験はありませんか?歯ぎしりは、過度に歯や歯肉に負担がかかるために、口の中や身体にさまざまな影響を及ばしかねず、治療が必要な疾患であります。しかし、「歯ぎしり」で歯科医院を受診する患者さまは少なく、虫歯などの治療などで歯科医院を受診し、初めて歯ぎしりを指摘されることもしばし見受けられます。そこで今回は、歯ぎしりがなぜ口や身体に影響を与えてしまうのかについて、詳しくご紹介しましょう。

歯ぎしりとは?

歯ぎしりとは?
みさんは「歯ぎしり」にどのようなイメージをお持ちでしょうか。一般的なイメージとして睡眠時などに「ギシギシ」と音をたてながら歯ぎしりをおこない、家族がその音が気になって眠れない!なんてシュチュエーションをイメージされている人も多くいらっしゃると思いますが、歯ぎしりは3つのタイプに分類され、日本人の約7割は、無意識のうちに歯ぎしりをおこなってしまっていると考えられています。

歯ぎしりは、3つのタイプに分類されています。

【グラインディング】

歯を噛みしめ左右にこすり合わせるために「ギリギリ」と音が生じます。

【クレンチング】

一般的に知られている「食いしばり」をさします。上の歯と下の歯を強く咬みしめる垂直に噛みしめる癖です。咬みしめるために音が目立ちません。

【タッピング】

上の歯と下の歯を連続してぶつけ「カチカチ」と音を発生させる歯ぎしりです。下の顎を高速で動かす癖です。歯ぎしりの中でも症例数は少ない傾向にあります。

歯ぎしりする場面

では、どのような場面で歯ぎしりを無意識におこなってしまうのでしょうか。歯ぎしりは意図的におこなうことを除くと、睡眠時、物事に没頭している時、ストレスを感じている時に自身の意志とは関係なく、無意識のうちに歯ぎしりをおこなってしまう傾向にあります。

歯ぎしりは、無意識のうちにおこなってしまうことがほとんどであり、ご家族や恋人などに歯ぎしりをしていることを指摘された経験がある場合や、起きた時に顎が疲れている、気づくと顎が重いなどの症状がある場合には、注意が必要です。

歯ぎしりは単なる癖であると認識している人も多く見受けられますが、歯ぎしりは口の中にさまざまな二次障害を与えかねません。人間の無意識に咬む力は約60kgと成人の人間ほどの重さがあります。その力が長期に渡り歯や歯肉に加わるだけではなく、全身にも影響を及ぼす可能性があります。

歯ぎしりが与える二次障害

では、歯ぎしりが原因でどのような二次障害が生じてしまうのでしょうか。

【歯が削れる・割れる】

歯ぎしりを長期に渡り無意識にしていると、歯に負担がかかります。歯は人間の臓器や組織の中で最も硬いとされていますが、その歯さえもすり減ったり、割れたりしてしまいます。歯の表面組織のエナメル質がすり減ってしまうと、知覚過敏の症状が生じる場合もあり、冷たいものや、温かいもの、酸味や甘味が強いもので歯が染みるようになります。

【歯周病】

歯ぎしりは歯だけではなく、歯を支える歯周組織(歯肉・歯根膜・セメント質・歯槽骨)にまで影響を与えます。健康な歯肉であっても歯ぎしりの力は非常重く、歯周組織に負担がかかることで、歯周病へと進行させてしまう可能性もあります。また歯周病に既に罹患している場合は、更なる進行を助長しかねません。歯周病もまた成人の約8割が罹患しているといわれている疾患であり、歯ぎしりと歯周病の関係性は見過ごすことはできません。

【顎関節症】

歯ぎしりは、顎関節症の症状を引き起こす場合があります。顎関節症は顎が痛い、口を開ける時にカチカチ音がする、口が思うように開かない、などの症状があります。

【肩こり・頭痛】

歯ぎしりは約60kgもの力が加わり、顎や口だけではなく全身にも影響を与えてしまうと考えられています。代表的なものとして、肩こりや頭痛があげられます。肩や首、頭はダイレクトに影響を受けやすく、筋肉の硬直、血行不良により症状が生じると考えられえています。

歯ぎしりの治療法

歯ぎしりの治療法

【マウスピース(ナイトガード)】

マウスピースを使用した治療法をおこないます。正しくは歯ぎしりの改善を目的とした治療するのではなく、歯ぎしりで加わる力をマウスピースで分散させることを目的にした治療です。歯科医院にて、患者さま一人一人オーダーメイドのマウスピースを製作し、就寝時に装着することで、歯ぎしりで生じる力を分散させ歯や歯肉を守ります。

【補綴治療・矯正治療】

咬み合わせが合わない、歯並びなどに影響されて、歯ぎしりが生じる場合もあります。それらを治療することで歯ぎしりが軽減、改善されるケースもあります。

ホームケア

歯ぎしりの原因の1つであるストレスからの解放に努めましょう。ゆっくりと睡眠をとる、湯船にゆっくりと浸かる、バランスの取れた食事など、身体と心をリフレッシュさせることを心がけましょう。また、顎や頬周りのマッサージも有効です。緊張している周辺筋肉をほぐしましょう。

まとめ

今回は、歯ぎしりについてご紹介してまいりました。歯ぎしりを放置していると、口や身体へ影響を与えてしまう場合もあり、歯ぎしりは単なる癖と自己判断するのではなく、歯科医院などを受診し、歯ぎしりの対策や改善に努めることが重要です。歯ぎしりでお悩みの際には、お気軽にご相談ください。

矯正治療は子どもだけではない?!大人の矯正治療のすすめ

2019年2月14日

みなさんは矯正治療にどのようなイメージをお持ちでいらっしゃいますか?
矯正治療は子どもだけの治療とイメージする人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。「子どもの時代に矯正治療をおこなうことができなかったから今更、矯正はできないのでは?」と諦めてしまう人も中にはいらっしゃると思いますが、子どもだけではなく、大人でも矯正治療をおこなうことは可能です。そこで今回は、大人が矯正治療をおこないたいと考えるときはどんな時か、どのような治療方法があるのかなどを、詳しくご紹介してまいります。

大人が矯正治療をおこないたいと思うとき

大人が矯正治療をおこないたいと思うとき
みなさんは、矯正治療をおこないたいと思う時はどんな時でしょうか。歯並びが悪いと人から指摘された時、結婚式に向けて綺麗な口元にしたい、人からの印象をよくしたい、など理由はさまざまではありますが、やはり子どもの頃より歯並びの悪さをコンプレックスに感じていた人が、自身の意志で治療が望めるようになり、コンプレックス改善のために矯正治療を考える人が多く見受けられます。

矯正をすすめる理由

矯正治療は見た目の改善だけではありません。乱れていた歯列が整うことで、今まで歯磨きがし辛かった部位が改善され、虫歯や歯周病の予防に繋がり、生涯に渡り自身の歯を保つための橋渡しになります。永久歯が抜けてしまうと2度と生えてくることはありません。自身の歯で食べる喜びは計り知れず、歯で食べ物を砕き栄養を摂取する私たち人類にとって欠かせない臓器の1つです。

<!–

大人の矯正治療

矯正治療は一般的な虫歯治療などよりも長い月日が必要となり、口元から矯正装置が見えることを避けたいと考える人も多く見受けられます。かまくら歯科クリニックでは従来のワイヤー矯正の金属ブラケットとセラミック製ブラケット2種類と、マウスピース型矯正の矯正治療をおこなっています。患者さまの歯並びやお口の中の状態により適応する治療法は異なりますが、それぞれのメリットやデメリットを理解して治療を受けることが大切です。

【ワイヤー矯正(金属製ブラケット・セラミック製ブラケット)】

歯面に装着する矯正装置である金属製ブラケットは、口元から目立ちやすい反面、器具の大きさは小さいために、清掃しやすい、歯が動きやすく治療期間が短いというメリットもあります。

セラミック製ブラケットはブラケット部分が透明なセラミックでできているため、口元から目立ちにくい反面、金属製ブラケットよりサイズが大きいセラミック製ブラケットを歯面に装着するために、清掃がしにくい、金属製ブラケットより治療期間が長くなるデメリットもあります。

【透明なマウスピース型矯正装置「インビザライン」】

かまくら歯科クリニックでは、仕事や学業などに支障が少ない「インビザライン」とよばれる透明なマウスピース型矯正装置を採用しています。

1999年にアメリカ、アライン・テクノロジーで開発されたインビザラインは、約20年間に渡りおよそ400万人以上の人々が治療を受けた実績のある治療方法です。

透明なマウスピースの厚さは0.5mmと薄く、患者さま一人一人の口のデータをもとに、歯科医師が3次元シュミレーションソフトで綿密な治療計画を作成したデータに基づき、アメリカのアライン・テクノロジー社で最新鋭のデジタル技術で製作されたオーダーメイドのマウスピース型矯正装置となっています。

インビザラインは取り外し可能なマウスピース型矯正装置ではありますが、1日のうち20時間以上は装着が必要であり、食べ物を食べるときや、歯磨きをする時には外すことが可能であります。「矯正装置が邪魔をして思うように食べられない」、「歯磨きがしづらい」などの従来の矯正治療で悩みの種だったわずらわしさから開放される、かつてない矯正治療法です。

–>

矯正治療開始前のカウンセリングが大切

矯正治療開始前のカウンセリングが大切
矯正治療をおこなう前には必ず患者さま一人一人としっかりと時間を設け、患者さまが抱える悩みや希望をお伺いし、カウンセリング(初診相談)をおこないます。カウンセリング(初診相談)時にしっかりと自身の口の中や歯列の状態を把握し、適応する矯正治療の内容、期間、費用などを確認しましょう。

その後、精密検査の結果と患者さまのご希望に沿った治療方針をご提案させて頂き、患者さまにご理解とご納得頂いた上で、矯正治療に進めさせていただいております。矯正治療は歯科治療の中でも年月と費用を要する治療の1つです。患者さまと歯科医師との信頼関係がとても重要となり、その後の治療にも影響しかねません。患者さまが矯正治療に抱くご不明な点、不安に感じる点を1つ1つ紐解いていき、治療に繋げていきたいと考えています。

大人の矯正治療Q&A

最後に、患者さまよりご質問頂く内容を1部ご紹介いたします。

Q.矯正治療中のお酒やタバコは大丈夫ですか?

A.基本的には問題ありませんが、タバコは矯正装置に着色する恐れがありますので、しっかりと歯と矯正装置を磨く必要があります。

Q.妊娠中でも大丈夫?

A.妊娠中でも治療をおこなうことは可能です。妊娠されている、可能性がある場合には、その旨をお伝えください。

Q.治療中に転勤が決まりました。どうすればいいですか?

A.転勤先の歯科医院のご紹介または、対応策をご提案いたします。転勤の予定があらかじめお分かりの場合はご相談ください。

Q.卒業式、入学式、結婚式の時だけ矯正装置を外すことはできますか?

A.事前にご相談ください。

Q.大人の矯正治療に年限制限はありますか?

A.ございません。健康な歯と歯肉であれば可能です。

まとめ

以上、大人の矯正治療についてご紹介してまいりました。従来の矯正治療は審美性には劣ってしまうデメリットがありましたが、近年では透明な素材の装置が誕生し、大人の矯正治療の課題であった“審美性”もクリアし、今後も大人の矯正治療は普及していくのではないでしょうか。矯正治療をお考えの際には、お気軽にご相談ください。

虫歯の症状と段階に沿った治療方法を紹介

2019年2月7日

みなさんは身体の疾患の進行度合いを段階別に区別していることは周知のことかと存じますが、虫歯も進行度合いを段階別に区別し、段階ごとに治療方法が異なることをご存知でしょうか。虫歯になったらただ歯を削るだけではなく、虫歯になってもその歯を末永く維持できるように、段階に沿って治療をおこないます。そこで今回は虫歯になるまで、虫歯になってからの進行度合いを治療法と合わせて段階別にご紹介してまいりたいと思います。

虫歯になるまで

虫歯になるまで
歯は虫歯菌であるストレプトコッカス・ミュータンス菌によって、溶かされ虫歯となります。スプレクト・コッカスミュータンス菌は生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には存在しませんが、既に感染している親御さんや家族などの大人から唾液や同じスプーンやフォークを共有することで経口感染をし、虫歯になりやすいお口の環境となってしまいます。

歯磨きをおろそかにしてしまったり、歯磨きする前に寝てしまったり、上手に磨けていない場合、白いネバネバとした物質が歯の表面にこびりつきます。これを歯垢またはプラークと呼びます。誰もが1度は耳にした覚えがあるのではないでしょうか。

みなさんは、この歯垢の正体がなにかご存知でしょうか。患者さまの中には歯垢は食べカスなどの塊だと勘違いしている人も見受けられますが、実はこの歯垢は虫歯菌であるストレプトコッカス・ミュータンス菌や歯周病菌などのお口の中に住み着く細菌の塊であります。

お口の中に潜む虫歯菌であるストレプトコッカス・ミュータンス菌が、食品に含まれている糖分を栄養にし、酸を生みだし、歯を溶かすことで虫歯となります。

ストレプトコッカス・ミュータンス菌はまず、歯の表面組織であるエナメル質の表面を溶かします。この働きを脱灰と呼び、この時点の状態は初期虫歯であり虫歯となる前の段階を意味します。驚くことに初期虫歯の状態であれば、自ら修復する力をもっています。唾液中の成分であるリンとカルシウムを歯が吸収し、元の健康な歯の状態に修復するのです。これを再石灰化と呼びます。

初期虫歯であれば、自ら修復することができる歯ではありますが、再石灰化の効力が間に合わないほど、歯垢が沢山歯面に付着している状況である場合など、お口の中の環境が清潔に保たれていない場合、歯が修復されることなくエナメル質に穴があき、下の層である象牙質までむしばまれ、虫歯になってしまいます。

虫歯の段階と症状

では、次に虫歯の段階と症状、そして治療方についてご紹介してまいりましょう。

【初期虫歯:CO】

歯の表面組織であるエナメル質の表面が虫歯菌によって溶かされている状態です。歯の表面が白濁して見えます。

・症状
自覚症状はありません。

・治療方
虫歯治療はこの段階ではおこなわず、フッ素を塗布する、正しい歯の磨き方を指導するなどをして再石灰化をうながし様子をみます。セルフケアでは、フッ素入り歯磨き粉を使用した歯磨き、キリシトールが配合されたガムも効果が期待できるのではないでしょうか。

【虫歯第1段階:C1】

再石灰化されず、エナメル質に穴が空いた状態です。再石灰化は期待できず、虫歯治療が必要な状況となります。

・症状
まだ痛みを感じることはありませんが、冷たいもの、甘いもので歯が染みるようになります。

・治療方
局所麻酔をおこなうことも少なく、虫歯になった部分を削り、レジンで穴を塞ぎます。

【虫歯第2段階:C2】

エナメル質の下の層である象牙質にまでむしばまれている状態をさします。見た目も虫歯部分が黒くなります。

・症状
甘いもの、冷たいもので歯が痛くなることがあります。自身でも虫歯と気づく頃です。

・治療方
象牙質は痛みを感じる組織であるために、局所麻酔をおこなうことも多くあります。レジンだけでは削った部分を補えず、補綴物であるインレー・クラウンが適応されるようになります。

【虫歯第3段階:C3】

象牙質の下の層である歯髄(神経)までむしばまれている状況です。歯にも大きな穴があいています。

・症状
歯髄が炎症を起こしていることも多く、甘いものや、冷たいものを食べているとき以外にもふいに痛みを感じることがあります。口臭を強く感じるようになります。

・治療方
虫歯菌によってむしばまれた歯髄を除去するために、局所麻酔をおこない、歯を削るだけではなく歯の根っこの部分の治療である根管治療をおこなう必要がある場合は、数回にわけて根管治療をおこなう必要があります。根管治療をおこない、補綴物治療へと移行します。

【虫歯第4段階:C4】

ほとんど歯が残っていない状況です。

・症状
痛みを感じる組織である歯髄もむしばまれ機能していない状況であり、なにも痛みを感じることはありません。口臭も更に強くなります。

・治療方
歯の根っこ部分である根管内までむしばまれ末期の状態であり、このまま歯を維持することは難しく、抜歯となることも多くあります。抜歯後は失った歯を補うために、両隣の健康な歯を削りブリッジをかける、もしくは部分入歯となってしまう場合もあります。

口腔ケアの重要性

口腔ケアの重要性
上記では、虫歯の段階と症状、治療法をご紹介しましたが、虫歯は最終的には歯を失いかねない疾患ではありますが、日々の歯磨きや口腔ケアにより予防することが可能であります。毎食後の歯磨き、口腔ケアをおこなうことが重要であり、歯の健康は全身の健康にも繋がります。

以上、虫歯の段階と症状、治療法などをご紹介してまいりました。虫歯の段階が進行すればするほど治療も大掛かりになり、歯を失いかねません。歯の一部がなんとなく白い、または黒い、甘いものや冷たいもので歯が染みるようになった場合は自己判断せずに、歯科医院を受診しましょう。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

089-984-0002

WEB予約

診療時間

月~金 9:00~18:00
土 9:00~17:00
※休診日:日曜・祝日

このページの先頭に戻る