現代求められる訪問歯科診療でお口の中の健康を保とう
2019年1月25日
現代もとめられる訪問歯科診療とは
特に要介護者の人の場合には、自立した生活をおくることが困難であり、毎日の歯磨きや口腔ケアや管理がしっかりとおこなえていない場合も多く、歯科治療が必要となりやすい傾向にあります。実際に要介護者の人を対象に調査したところ、自立した生活度が低下するほどに虫歯が多く見受けられるとともに歯の本数は減少し、入れ歯装着率もあがり、入れ歯調整や修理、新たに入れ歯を制作しなくてはならに状況の人も多く見受けられる結果となっており、訪問歯科診療は数多くの人に求められています。
人間は食べ物を口に含み歯で噛み砕き、生きるための栄養を身体に取り入れます。歯科医院へ通院することができない人の多くは「思うように食べられない」と訴えることも多く、それら原因は歯磨きや口腔ケアがしっかりとおこなえず、歯肉が衰退し入れ歯が合わなくなっていたり、虫歯が進行していたり、歯が抜け落ちてしまっていたり、と理由はさまざまであります。
自力では通院することができずに、歯科医院への通院を諦めている人が1人でも多く、美味しく食べ物を歯で噛み砕き食事ができるように、かまくら歯科では訪問歯科診療をおこなっています。
訪問歯科診療で出来ること
【入れ歯の調整・制作】
訪問歯科診療では入れ歯の調整から型取りをおこない、新しい入れ歯を制作することも可能であります。入れ歯は歯肉や口腔環境に左右され定期的に調整が必要であり、痛みが乗じる、外れやすくなった、割れてしまった、など歯科医院でおこなうことと同等の治療内容をおこなうことが可能であります。
【虫歯治療】
虫歯を削る、型を取る、歯に補綴物を被せるなど、ほぼ歯科医院でおこなう同等な治療を訪問歯科診療でもおこなうことが可能であります。また、定期的に訪問歯科診療にお伺い、虫歯治療の必要がないようにサポートをおこない、虫歯治療の必要性がないお口の中の環境を目指します。
【抜歯】
歯周病や虫歯でやむを得ず歯を抜かなければならない場合にも対応しています。服用しているお薬の種類によっては、抜歯をおこなうことができない場合もあり、注意が必要です。
【口腔ケア】
虫歯や入れ歯治療だけではありません。常に口腔内を清潔に保つことができるように、ご本人はもちろんのこと、介助者の人、ご家族の人に口腔ケア方法の指導をおこなったり、お口の中を洗浄・清掃をおこなったり、口腔機能の維持や回復をサポートするための口腔ケアをおこないます。
訪問歯科診療のメリット・デメリット
また、介助、介護をおこなう人へも実際におこなう環境下で歯磨きや口腔ケアの方法を指導することができるので、介助、介護をおこなう人もより口腔ケアへの関心を深めることが可能となると考えられます。
逆に訪問歯科診療のデメリットで考えられるのは、費用の面ではないでしょうか。基本的には保険診療でおこなう訪問歯科診療ではありますが、診療費や指導費、治療費などの料金が発生します。
以上、今回は訪問歯科診療についてご紹介してまいりました。これから更に65歳以上の高齢者の割合が増えると予想される日本では、訪問歯科診療の需要が今後も増すと考えられています。歯科医院へ通院することが困難な人が1人でも多く、お口の中の悩みや症状を改善できるように努めてまいります。
訪問歯科診療をお考えの場合、または訪問歯科診療の対象となるかならないかのご質問等、ご不明な点などございました際には、お気軽にご相談ください。