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歯科コラム

歯ぎしりを軽視するのは禁物!歯周病の原因にもなりかねない?!

投稿日: 2019/02/21
鎌倉聡
この記事を書いたのは…
院長・歯科医師 鎌倉 聡

〈略歴〉
九州歯科大学卒業後、愛媛大学付属病院歯科口腔外科勤務、一般開業医勤務を経てかまくら歯科クリニックを開院。
その後、日本大学歯学部生理学講座にて博士号取得、日本歯周病学会認定医取得、ノーベルバイオケア社プランニング教室松山にて講師も務める。

歯ぎしりを人に指摘された経験はありませんか?歯ぎしりは、過度に歯や歯肉に負担がかかるために、口の中や身体にさまざまな影響を及ばしかねず、治療が必要な疾患であります。しかし、「歯ぎしり」で歯科医院を受診する患者さまは少なく、虫歯などの治療などで歯科医院を受診し、初めて歯ぎしりを指摘されることもしばし見受けられます。そこで今回は、歯ぎしりがなぜ口や身体に影響を与えてしまうのかについて、詳しくご紹介しましょう。

歯ぎしりとは?

歯ぎしりとは?
みさんは「歯ぎしり」にどのようなイメージをお持ちでしょうか。一般的なイメージとして睡眠時などに「ギシギシ」と音をたてながら歯ぎしりをおこない、家族がその音が気になって眠れない!なんてシュチュエーションをイメージされている人も多くいらっしゃると思いますが、歯ぎしりは3つのタイプに分類され、日本人の約7割は、無意識のうちに歯ぎしりをおこなってしまっていると考えられています。

歯ぎしりは、3つのタイプに分類されています。

【グラインディング】

歯を噛みしめ左右にこすり合わせるために「ギリギリ」と音が生じます。

【クレンチング】

一般的に知られている「食いしばり」をさします。上の歯と下の歯を強く咬みしめる垂直に噛みしめる癖です。咬みしめるために音が目立ちません。

【タッピング】

上の歯と下の歯を連続してぶつけ「カチカチ」と音を発生させる歯ぎしりです。下の顎を高速で動かす癖です。歯ぎしりの中でも症例数は少ない傾向にあります。

歯ぎしりする場面

では、どのような場面で歯ぎしりを無意識におこなってしまうのでしょうか。歯ぎしりは意図的におこなうことを除くと、睡眠時、物事に没頭している時、ストレスを感じている時に自身の意志とは関係なく、無意識のうちに歯ぎしりをおこなってしまう傾向にあります。

歯ぎしりは、無意識のうちにおこなってしまうことがほとんどであり、ご家族や恋人などに歯ぎしりをしていることを指摘された経験がある場合や、起きた時に顎が疲れている、気づくと顎が重いなどの症状がある場合には、注意が必要です。

歯ぎしりは単なる癖であると認識している人も多く見受けられますが、歯ぎしりは口の中にさまざまな二次障害を与えかねません。人間の無意識に咬む力は約60kgと成人の人間ほどの重さがあります。その力が長期に渡り歯や歯肉に加わるだけではなく、全身にも影響を及ぼす可能性があります。

歯ぎしりが与える二次障害

では、歯ぎしりが原因でどのような二次障害が生じてしまうのでしょうか。

【歯が削れる・割れる】

歯ぎしりを長期に渡り無意識にしていると、歯に負担がかかります。歯は人間の臓器や組織の中で最も硬いとされていますが、その歯さえもすり減ったり、割れたりしてしまいます。歯の表面組織のエナメル質がすり減ってしまうと、知覚過敏の症状が生じる場合もあり、冷たいものや、温かいもの、酸味や甘味が強いもので歯が染みるようになります。

【歯周病】

歯ぎしりは歯だけではなく、歯を支える歯周組織(歯肉・歯根膜・セメント質・歯槽骨)にまで影響を与えます。健康な歯肉であっても歯ぎしりの力は非常重く、歯周組織に負担がかかることで、歯周病へと進行させてしまう可能性もあります。また歯周病に既に罹患している場合は、更なる進行を助長しかねません。歯周病もまた成人の約8割が罹患しているといわれている疾患であり、歯ぎしりと歯周病の関係性は見過ごすことはできません。

【顎関節症】

歯ぎしりは、顎関節症の症状を引き起こす場合があります。顎関節症は顎が痛い、口を開ける時にカチカチ音がする、口が思うように開かない、などの症状があります。

【肩こり・頭痛】

歯ぎしりは約60kgもの力が加わり、顎や口だけではなく全身にも影響を与えてしまうと考えられています。代表的なものとして、肩こりや頭痛があげられます。肩や首、頭はダイレクトに影響を受けやすく、筋肉の硬直、血行不良により症状が生じると考えられえています。

歯ぎしりの治療法

歯ぎしりの治療法

【マウスピース(ナイトガード)】

マウスピースを使用した治療法をおこないます。正しくは歯ぎしりの改善を目的とした治療するのではなく、歯ぎしりで加わる力をマウスピースで分散させることを目的にした治療です。歯科医院にて、患者さま一人一人オーダーメイドのマウスピースを製作し、就寝時に装着することで、歯ぎしりで生じる力を分散させ歯や歯肉を守ります。

【補綴治療・矯正治療】

咬み合わせが合わない、歯並びなどに影響されて、歯ぎしりが生じる場合もあります。それらを治療することで歯ぎしりが軽減、改善されるケースもあります。

ホームケア

歯ぎしりの原因の1つであるストレスからの解放に努めましょう。ゆっくりと睡眠をとる、湯船にゆっくりと浸かる、バランスの取れた食事など、身体と心をリフレッシュさせることを心がけましょう。また、顎や頬周りのマッサージも有効です。緊張している周辺筋肉をほぐしましょう。

まとめ

今回は、歯ぎしりについてご紹介してまいりました。歯ぎしりを放置していると、口や身体へ影響を与えてしまう場合もあり、歯ぎしりは単なる癖と自己判断するのではなく、歯科医院などを受診し、歯ぎしりの対策や改善に努めることが重要です。歯ぎしりでお悩みの際には、お気軽にご相談ください。

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