矯正治療は子どもだけではない?!大人の矯正治療のすすめ
投稿日: 2019/02/14

この記事を書いたのは…
〈略歴〉
九州歯科大学卒業後、愛媛大学付属病院歯科口腔外科勤務、一般開業医勤務を経てかまくら歯科クリニックを開院。
その後、日本大学歯学部生理学講座にて博士号取得、日本大学歯学部大学院にて学位取得、日本歯周病学会認定医取得、ノーベルバイオケア社プランニング教室松山にて講師も務める。
みなさんは矯正治療にどのようなイメージをお持ちでいらっしゃいますか?
矯正治療は子どもだけの治療とイメージする人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。「子どもの時代に矯正治療をおこなうことができなかったから今更、矯正はできないのでは?」と諦めてしまう人も中にはいらっしゃると思いますが、子どもだけではなく、大人でも矯正治療をおこなうことは可能です。そこで今回は、大人が矯正治療をおこないたいと考えるときはどんな時か、どのような治療方法があるのかなどを、詳しくご紹介してまいります。
矯正治療は子どもだけの治療とイメージする人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。「子どもの時代に矯正治療をおこなうことができなかったから今更、矯正はできないのでは?」と諦めてしまう人も中にはいらっしゃると思いますが、子どもだけではなく、大人でも矯正治療をおこなうことは可能です。そこで今回は、大人が矯正治療をおこないたいと考えるときはどんな時か、どのような治療方法があるのかなどを、詳しくご紹介してまいります。
大人が矯正治療をおこないたいと思うとき

みなさんは、矯正治療をおこないたいと思う時はどんな時でしょうか。歯並びが悪いと人から指摘された時、結婚式に向けて綺麗な口元にしたい、人からの印象をよくしたい、など理由はさまざまではありますが、やはり子どもの頃より歯並びの悪さをコンプレックスに感じていた人が、自身の意志で治療が望めるようになり、コンプレックス改善のために矯正治療を考える人が多く見受けられます。
矯正をすすめる理由
矯正治療は見た目の改善だけではありません。乱れていた歯列が整うことで、今まで歯磨きがし辛かった部位が改善され、虫歯や歯周病の予防に繋がり、生涯に渡り自身の歯を保つための橋渡しになります。永久歯が抜けてしまうと2度と生えてくることはありません。自身の歯で食べる喜びは計り知れず、歯で食べ物を砕き栄養を摂取する私たち人類にとって欠かせない臓器の1つです。
矯正治療開始前のカウンセリングが大切

矯正治療をおこなう前には必ず患者さま一人一人としっかりと時間を設け、患者さまが抱える悩みや希望をお伺いし、カウンセリング(初診相談)をおこないます。カウンセリング(初診相談)時にしっかりと自身の口の中や歯列の状態を把握し、適応する矯正治療の内容、期間、費用などを確認しましょう。
その後、精密検査の結果と患者さまのご希望に沿った治療方針をご提案させて頂き、患者さまにご理解とご納得頂いた上で、矯正治療に進めさせていただいております。矯正治療は歯科治療の中でも年月と費用を要する治療の1つです。患者さまと歯科医師との信頼関係がとても重要となり、その後の治療にも影響しかねません。患者さまが矯正治療に抱くご不明な点、不安に感じる点を1つ1つ紐解いていき、治療に繋げていきたいと考えています。
大人の矯正治療Q&A
最後に、患者さまよりご質問頂く内容を1部ご紹介いたします。
Q.矯正治療中のお酒やタバコは大丈夫ですか?
A.基本的には問題ありませんが、タバコは矯正装置に着色する恐れがありますので、しっかりと歯と矯正装置を磨く必要があります。
Q.妊娠中でも大丈夫?
A.妊娠中でも治療をおこなうことは可能です。妊娠されている、可能性がある場合には、その旨をお伝えください。
Q.治療中に転勤が決まりました。どうすればいいですか?
A.転勤先の歯科医院のご紹介または、対応策をご提案いたします。転勤の予定があらかじめお分かりの場合はご相談ください。
Q.卒業式、入学式、結婚式の時だけ矯正装置を外すことはできますか?
A.事前にご相談ください。
Q.大人の矯正治療に年限制限はありますか?
A.ございません。健康な歯と歯肉であれば可能です。
まとめ
以上、大人の矯正治療についてご紹介してまいりました。従来の矯正治療は審美性には劣ってしまうデメリットがありましたが、近年では透明な素材の装置が誕生し、大人の矯正治療の課題であった“審美性”もクリアし、今後も大人の矯正治療は普及していくのではないでしょうか。矯正治療をお考えの際には、お気軽にご相談ください。