台風の季節前に知っておきたい被災中の口腔ケアの重要性
2018年5月14日
愛媛県伊予郡松前町 は、松山平野の南端で県内でも唯一山がない町です。松前町の北側には松山市がありますが、重信川が境となっています。重信川は比較的大きな川となっており、万が一氾濫してしまった場合には町全体が大きな被害を受けます。
昨年は松前町に台風18号が接近し、町全体に大雨をもたらしました。今回は、昨年の台風の被害状況の振り返りと、災害時の口腔ケアについてご紹介します。
昨年は松前町に台風18号が接近し、町全体に大雨をもたらしました。今回は、昨年の台風の被害状況の振り返りと、災害時の口腔ケアについてご紹介します。
松前町に接近した台風18号とは?
台風は 、毎年秋頃をピークに日本列島を襲います。昨年もさまざまな被害を受けた町がありましたが、愛媛県伊予郡松前町も被害を受けた町の一つです。
平成29年9月17日、愛媛県伊予郡松前町に台風18号が接近しました。中心気圧は975hPaとなっており、台風の規模としては中型です。
愛媛県松前町は台風が接近することはそれほど珍しくありません。台風18号の規模はそれほど大きくなかったので、心配している人も多くはありませんでした。確かに、風はそれほど強くなかったので、風による被害は少なかったのですが、強い雨が愛媛県伊予郡松前町を襲いました。
平成29年9月17日、愛媛県伊予郡松前町に台風18号が接近しました。中心気圧は975hPaとなっており、台風の規模としては中型です。
愛媛県松前町は台風が接近することはそれほど珍しくありません。台風18号の規模はそれほど大きくなかったので、心配している人も多くはありませんでした。確かに、風はそれほど強くなかったので、風による被害は少なかったのですが、強い雨が愛媛県伊予郡松前町を襲いました。
台風18号の降雨量はどのくらいだったのか
愛媛県伊予郡松前町 に接近した台風18号は、午前11時頃から雨を降らせ始めました。降り始めの雨量は1mmほどだったので、それほど豪雨という印象はありませんでした。しかし、午後12時頃から雨は次第に強くなり、この時既に5mmを超える雨量となっていました。午後1時を超えると雨量は一気に上がり、30mmを超える猛烈な雨で愛媛県伊予郡松前町を襲いました。それから午後7時頃まで雨は降り続き、合計雨量は289mmです。過去にはないトップクラスの降水量だったので、当時は驚いた記憶があります。
当時の被害状況は?
台風18号 がもたらした雨によって多くの方が心配していたのが、重信川の水位です。堤防が耐えられる水位は5.94mとなっていましたが、午後8時の時点で水位は5.65mという結果が出ていました。あと30㎝水位が上がれば重信川は氾濫していたということになります。
実際に午後7時30分頃には避難勧告が発令され、約600人が避難しました。
重信川は何とか持ちこたえたため、氾濫することはありませんでしたが、それでも長く降り続いた雨の影響で住家浸水被害が発生し、愛媛県松前町に大きな被害をもたらしました。
実際に午後7時30分頃には避難勧告が発令され、約600人が避難しました。
重信川は何とか持ちこたえたため、氾濫することはありませんでしたが、それでも長く降り続いた雨の影響で住家浸水被害が発生し、愛媛県松前町に大きな被害をもたらしました。
災害時でも口腔内ケアは忘れないで!
災害時 には様々なことが起こり、例えば断水によって水が使えなくなることもあります。この場合に口腔ケアをしない方も多いですが、できる限り災害時でもケアは忘れないようにしたほうがいいでしょう。
災害時は、食事なども菓子パンや火が通った油が多い食べ物などが多いですが、これは食中毒を防ぐために仕方のないことです。災害時に食中毒を引き起こすと、死につながる恐れもあります。命を守るためにも、食べ物は考えられていますが、糖分を多く含むパンや、油っこい食べ物は口腔内にとっては虫歯のリスクを高める恐れがあるので危険です。特に小さな子供の乳歯が虫歯になると、将来生えてくる永久歯にも影響が出ることがあります。実際に被災地の子供や大人が虫歯になるケースが多いので、断水時などの被害がある状況でもしっかりと歯磨きなどの生活習慣は崩さないように気を付けましょう。
災害時は、食事なども菓子パンや火が通った油が多い食べ物などが多いですが、これは食中毒を防ぐために仕方のないことです。災害時に食中毒を引き起こすと、死につながる恐れもあります。命を守るためにも、食べ物は考えられていますが、糖分を多く含むパンや、油っこい食べ物は口腔内にとっては虫歯のリスクを高める恐れがあるので危険です。特に小さな子供の乳歯が虫歯になると、将来生えてくる永久歯にも影響が出ることがあります。実際に被災地の子供や大人が虫歯になるケースが多いので、断水時などの被害がある状況でもしっかりと歯磨きなどの生活習慣は崩さないように気を付けましょう。
口腔ケアをしないとどうなる?
災害が発生すると 、場合によっては食べ物など避難物資が届くのに3日以上の時間が必要になることもあります。その間、体力を維持するためにゆっくりする方が多いですが、なるべく口腔ケアは行うようにしましょう。具体的に口腔ケアをしないとどうなるのか説明します。
高齢者が誤嚥性肺炎などを引き起こす
高齢者は元々体力が若者に比べて少ないですが、災害時は食べられないことによって更に体力が奪われます。口腔ケアをしない方も多いですが、放置をすると口の中が汚れ、悪化することで誤嚥性肺炎を引き起こします。高齢者が肺炎を患うと、助からないケースもあります。実際に今まで口腔ケアをしていれば、誤嚥性肺炎を防げたケースがあるので、災害時でもしっかりとケアをした方がいいでしょう。
小さいお子さんは虫歯の進行が早い
災害時の食生活の大きな変化などによって、虫歯などの病気になるケースがたくさんあります。特に小さなお子さんは虫歯になりやすく、進行が早いのが特徴的です。症状としては、歯茎が腫れたり、熱がでたりなどの症状が出ることもあります。自分でケアできる子供はしっかりとブラッシングをし、うがいやブラッシングができないお子さんは、拭き取るだけでもいいのでケアをした方がいいでしょう。
万が一の災害でも口腔内ケアをするために
災害が起きると 、そもそも歯ブラシがなかったり、水がなかったりすることもあります。この場合はケアがしにくい状況となりますが、万が一災害が起きたとしてもケアができるようにするためには、小さなボトルに入ったデンタルリンスを持ち歩きましょう。洗口液となっており、口腔内の汚れを防ぐことができます。
まとめ
災害時でも口腔内ケアの必要性は分かってもらえたかと思いますが、災害時以外でもしっかりとケアをすることは大切です。愛媛インプラントクリニックかまくら歯科では、日頃から口腔内の健康を保てるように、クリーニングなども行っています。ブラッシングでは落としきれない汚れもあるので、近くに住んでいる方は定期的に歯医者に足を運んでください。