愛媛マルゴト自転車道のサイクリング後は、虫歯や歯周病予防のために必ず歯磨きをしよう!
2018年8月13日
愛媛県の「愛媛マルゴト自転車道」
砥部町にも3つのコースが
愛媛インプラントクリニックかまくら歯科のある愛媛県伊予郡、砥部町にも「愛媛マルゴト自転車道」のコースが3つ設置されています。砥部衝上断層をスタート地点にする「グルッと伊予の里山めぐり」コース(全長80キロメートル)では、春の、砥部陶街道五十三次のひとつ砥部衝上断層公園の桜が見どころです。松山市中央公園をスタート地点とする「重信川自転車道 水と緑の癒しのみち」コース(全長25キロメートル)では、砥部陶街道五十三次の5番、赤坂泉がおすすめポイント。砥部焼伝統産業会館からスタートする「砥部焼の里めぐり」コース(全長10キロメートル)も、親子で楽しめるコースです。
サイクリングをする際、気をつけていただきたいお口のポイント
サイクリング後の歯の状態は?
全長10キロ以上にもなる長時間のサイクリングに際して、身体のケアは欠かせません。入念なストレッチを行うことは当然ながら、水分をとったり食べ物を摂取したりするなど、エネルギーの補給も行っていきます。数度にわけて休憩しつつゴールを目指していきますが、身体の疲れも激しいため、甘いものやスポーツドリンクは何よりのもの。どんどん口に運んでいくことになるでしょう。さあ、こんな具合でエネルギーを補給し、やっとゴールにたどり着きました。達成感と爽快感でいっぱいになっているところで、少し、歯の表面がどうなっているか舌で触ってみてください。ザラザラしていませんか。これは、プラークと呼ばれる細菌の塊が歯の表面に層(バイオフィルム)を形成してくっついているからなのです。このプラーク1グラムあたりには、1,000億個もの細菌が存在するのです。
虫歯や歯周病のリスクが大に
サイクリングの楽しい時間は、補給食を食べたり、ポカリスウェットやアクエリアスなどのスポーツドリンクをよく口にしたりする時間でもあります。こうした補給食やスポーツドリンクは、細菌へのエサ。さらに、スポーツドリンクを継続的に摂ることで、お口の中は酸性に傾き、歯も溶けやすくなります。こうした状態が、虫歯や歯周病のリスクを招くのです。サイクリング中はただでさえ、口呼吸になり、歯の表面は乾きがち。脱水気味になっているとなれば、酸性に傾いた歯の表面を中和したり殺菌したりする唾液も出にくく、虫歯や歯周病のリスクはさらに高まることになってしまいます。こうした状態を放置すれば、サイクリングが虫歯や歯周病への近道ということにもなりかねません。歳を重ねても闊達に、元気に過ごすためには、お口の健康は非常に重要な要素です。だからこそ、サイクリング後には、お口の健康を気遣う時間をもっていただきたいと考えています。
サイクリング後には歯磨きを!
サイクリングを終えた後は、まず、丁寧に歯磨きを行ってください。この際、フッ素入りの歯磨き粉を使うことをおすすめします。フッ素には、歯の耐酸性を上昇させる効果があります。歯磨き粉のフッ素濃度の上限1,000ppmになるべく近いもの、手指消毒に用いられるクロルヘキシジンなどが添加されているものを選んでみましょう。歯ブラシも、ご自分のお口に合った大きさ、歯茎を傷めないような柔らかさのものをセレクトし、丁寧にブラッシングを。サイクリングを終えた自分の身体を労るように、お口の中も労ってあげてください。