診療時間
09:00~13:00 / /
14:00~18:00 / /
  • ▲土曜日の午後は14:00〜17:00まで

ご予約・お問い合わせ

089-984-0002

〒791-3155 愛媛県伊予郡松前町鶴吉806

WEB予約
キービジュアル

松山市から通える歯科医院が教える|虫歯の診断基準ICDASでわかる削らない判断

2026年8月28日

虫歯の診断基準ICDASでわかる削らない判断という言葉を聞いて、不安に感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。かき氷や冷たいジュースの出番が続いたこの時期は、実はお口の中の環境が変わりやすい季節でもあります。

「先生によって虫歯の数が違うと言われた」「様子を見ましょうと言われたけれど、本当に大丈夫なのか不安」——こうしたご相談は、当院にも松山市からお越しの患者様から少なくありません。

この記事では、虫歯を段階的に評価する国際的な診断基準ICDASを取り上げ、どこからが削るべき虫歯で、どこまでが経過観察でよいのかを、患者様の目線でわかりやすく解説します。

歯科医院で虫歯の診断結果を説明する様子

ICDASとは?虫歯を7段階で見る国際的なものさし

結論から申し上げると、ICDASとは虫歯(う蝕)の進み具合を0から6までの7段階で評価する、世界共通の診断基準です。国際的な虫歯検出評価システムの頭文字をとった呼び名で、研究の場だけでなく日常の診療にも取り入れられています。

なぜこの基準が必要なのでしょうか。というのも、従来よく使われてきたC0からC4という分け方では、初期の変化を細かく表現しきれなかったからです。とくに「まだ穴はあいていないが、確かに何かが起きている」という段階は、記録の仕方が医院ごとにばらつきやすい領域でした。

ICDASは、この初期段階を複数の区分に分けています。歯の表面が乾かしたときだけ白く見えるのか、濡れた状態でも白く濁って見えるのか、といった細かな違いを段階として残せるのです。

具体的にイメージしてみましょう。健康な歯が0、乾かすと白く見える程度の変化が1、そのままでも白濁がわかる状態が2、エナメル質に小さな崩れが出た段階が3、内側の象牙質の影が透けて見える段階が4、そして目に見える穴が象牙質まで達したものが5、深く広がったものが6にあたります。

この共通のものさしがあることで、「今回は2、半年前も2だったので進行していません」といった説明が可能になります。

削る虫歯と削らない虫歯の境目はどこにあるのか

整理すると、エナメル質の中にとどまっている初期の段階は、削らずに管理できる可能性が高いといえます。一方で、内側の象牙質に到達している場合は、詰め物などの処置を検討する段階に入ります。

その理由は、歯の再石灰化という性質にあります。歯の表面は、酸によってミネラルが溶け出す脱灰と、唾液の力でミネラルが戻る再石灰化を毎日繰り返しています。表面がなめらかで穴があいていない段階なら、この戻る力が上回れば、虫歯の進行は止まります。

しかし歯の表面が崩れて凹凸ができてしまうと、そこに細菌が入り込んで住みつき、自然に戻ることが難しくなります。ここが大きな分かれ目です。

段階ごとの対応の目安

段階 見た目の状態 基本的な対応
0 変化なし 通常の予防ケアを継続
1〜2 白く濁るが穴はない フッ素とケア改善で経過観察
3 表面に小さな崩れ リスクに応じて処置か厳密な観察
4 内側の影が透ける 詰め物などの処置を検討
5〜6 はっきりした穴 治療が必要。深さにより神経の診査も

大切なのは「段階そのもの」だけでなく「その方が虫歯になりやすい体質かどうか」です。同じ段階でも、進みやすい方は早めの処置、安定している方は経過観察と、判断が変わります。

なぜ医院によって虫歯の本数が変わるのか

確認しておくと、「どこからを虫歯と数えるか」の線引きが医院ごとに違うからです。数え間違いではなく、基準の違いであることがほとんどです。

話は単純です。初期の白濁まで含めて虫歯と数える立場と、穴があいたものだけを数える立場では、同じお口を見ても本数が変わります。前者では「5本」と言われ、後者では「1本」と言われる、ということが実際に起こります。

どちらが間違いというわけではありませんが、患者様からすると混乱の原因になります。

具体例として、松山市からセカンドオピニオンにお越しになった方で、前医で「奥歯を4本削る必要がある」と言われたケースがありました。当院で改めて段階ごとに記録したところ、実際に象牙質に達していたのは1本で、残る3本はエナメル質内にとどまる初期段階でした。

そこで1本のみ処置を行い、3本はフッ素と清掃方法の見直しで管理する方針としました。段階を明示して記録しておけば、次回の来院時に「進んだのか、止まっているのか」を数字で比較できます。

当院が行っている精密診断の流れ

整理しておくと、正確な段階判定には目で見る診査だけでなく、複数の検査を組み合わせることが欠かせません。

なぜかというと、それぞれの検査に得意不得意があるためです。目で見る診査は歯の表面の色や質感の変化に強い一方、歯と歯の間や詰め物の下の状態はわかりません。逆にレントゲンは内部の広がりを捉えられますが、ごく初期の脱灰は写りにくい傾向があります。

当院で組み合わせている検査

  • 歯の表面を乾燥させたうえでの視診と触診
  • 歯と歯の間を確認するレントゲン検査
  • 必要に応じたお口の立体的なレントゲン(歯科用CT)
  • 細菌検査による評価

当院はスタッフ総勢40名、歯科医師6名以上が在籍する総合歯科クリニックです。虫歯・歯周病・矯正・インプラント・小児など各分野の担当が連携し、必要に応じて多角的に検討しています。

経過観察を成功させるために自宅でできること

現場の感覚では、経過観察とは「何もしないで待つこと」ではなく「進行を止めるために積極的に手を打つ期間」です。ここを取り違えると、次の検診で段階が進んでしまうことがあります。

というのも、脱灰と再石灰化のバランスが、日々の習慣で大きく傾くからです。とくに影響が大きいのは、甘い飲み物や間食の「回数」です。量よりも回数が多いほど、歯が酸にさらされる時間が長くなります。

実際には、次の三点が柱になります。ひとつ目は、フッ素濃度の高い歯みがき剤を使い、すすぎを少なめにしてお口に成分を残すこと。ふたつ目は、歯と歯の間にフロスや歯間ブラシを通し、歯ブラシだけでは届かない面を清掃すること。三つ目は、水分補給を甘い飲料から水やお茶に置き換え、間食の回数を意識して減らすことです。

夏の疲れが残るこの時期は、冷たい甘い飲み物が習慣化しやすいタイミングでもあります。秋に向けて見直しておくと、次の検診結果が変わってきます。

経過観察中の歯は、3か月から6か月ごとの再評価が目安です。当院では担当の歯科衛生士が前回と同じ基準で記録し、変化があればすぐに方針を切り替えます。

よくあるご質問

Q. ICDASとはどのような診断基準ですか
ICDASは虫歯の進行度を0から6までの7段階で評価する国際的な診断基準です。従来のC0からC4という分類よりも初期段階を細かく分けている点が特徴で、まだ穴があいていない白く濁っただけの段階も見逃さずに記録できます。当院では初診時と定期検診時に同じ基準で記録することで、その虫歯が進んでいるのか止まっているのかを客観的に比較しています。単に本数を数えるのではなく、1本ごとの段階を残すことが、削りすぎを防ぐ第一歩になります。
Q. 白く濁っているだけの歯は削らなくてよいのですか
表面がなめらかで穴があいていない白濁は、7段階のうち1から2にあたる初期段階です。この段階はフッ素の塗布や毎日のケアの見直しによって再石灰化が期待でき、削らずに管理する選択が可能です。ただし歯と歯の間や、清掃が届きにくい奥歯の溝では進行が早いこともあります。当院では唾液検査で虫歯のなりやすさを確認したうえで、経過観察の間隔を一人ひとり変えてご提案しています。
Q. レントゲンだけで虫歯は判断できますか
レントゲンは歯と歯の間や詰め物の下を確認するのに有効ですが、ごく初期の脱灰は写りにくいという弱点があります。逆に目で見る診査は表面の変化に強い一方、内部の広がりまではわかりません。そのため当院では視診と触診、レントゲンに加え、必要に応じてお口の立体的なレントゲン(歯科用CT)や歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を組み合わせ、複数の情報を突き合わせて総合的に診断しています。
Q. 歯科医院によって虫歯の本数が違うのはなぜですか
どの段階から治療対象とするかの基準が医院ごとに異なるためです。初期の白濁まで数える医院と、穴があいたものだけを数える医院では、同じお口でも本数が変わります。共通の基準を用いると、どの段階の虫歯が何本あるのかを段階ごとに説明できるため、患者様にも納得していただきやすくなります。当院では検査結果を画面でお見せしながら、削る理由と削らない理由を必ずご説明しています。
Q. 経過観察になった歯はどれくらいの間隔で診てもらうべきですか
目安は3か月から6か月ですが、虫歯のなりやすさによって変わります。唾液の量や性質、細菌の状態、間食の回数などから危険度を評価し、高い方は3か月ごと、安定している方は6か月ごとといった形で設定します。当院では唾液検査や細菌検査の結果をもとに間隔を決め、次回来院時に前回と同じ基準で記録して変化を比較します。担当の歯科衛生士が継続して診るため、わずかな変化にも気づきやすい体制です。
Q. 松山市から通う場合、検査に何回くらいかかりますか
精密検査は1回の来院でおおむね完了し、所要時間は60分から90分程度です。検査結果のご説明は個室のカウンセリングルームで行い、治療計画を含めて2回目の来院でお伝えするのが基本の流れです。当院は伊予郡松前町鶴吉にあり、松山市中心部から車で20分ほど、エミフルMASAKIからは車で五分の場所です。駐車場も広く、保育士による無料託児やキッズルームもご利用いただけます。
Q. 子どもの歯でも同じ基準で診てもらえますか
はい、乳歯にも同じ考え方で段階を評価できます。お子様の歯はエナメル質が薄く進行が早いため、初期のうちに見つけて止めることの価値がより大きくなります。当院ではフッ素を塗る処置や、奥歯の溝を埋めて虫歯を予防する処置(シーラント)を組み合わせ、削らずに守る方針を基本としています。個室・半個室の診療室と無料託児もあり、ご兄弟でのご来院にも対応しています。

歯科用顕微鏡と口腔スキャナーを用いた精密な虫歯診査

まとめ

虫歯は「ある・ない」の二択ではなく、段階で捉えるものです。ICDASのような共通の基準で記録すれば、削るべき歯と守れる歯をはっきり区別でき、必要以上に削らずに済みます。

大切なのは、判断の根拠を患者様と共有し、同じ基準で経過を追い続けることです。松山市からも通いやすい立地ですので、診断に迷いや不安のある方は、ぜひ一度ご相談ください。

この記事の監修者

鎌倉 聡

愛媛インプラントクリニック かまくら歯科 院長/歯科医師

日本口腔インプラント学会 専門医、ICOI国際インプラント学会 専門医・指導医、日本歯周病学会 歯周病専門医

最終監修日:2026年8月25日

出典・参考資料

  • Pitts NB. The International Caries Detection and Assessment System (ICDAS): an integrated system for measuring dental caries. Community Dentistry and Oral Epidemiology, 2007.
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17518963/
    ICDASは、う蝕の状態を健全から広範な実質欠損まで7段階で評価する国際的な基準です。

当院について

医院情報

医院名 愛媛インプラントクリニック かまくら歯科
住所 愛媛県伊予郡松前町鶴吉806
電話 089-984-0002(予約制)
アクセス エミフルMASAKIから車で5分
公式サイト kamakura-dental.jp

診療時間

曜日 午前 午後
月〜金 9:00〜13:00 14:00〜18:00
土曜 9:00〜13:00 14:00〜17:00
日・祝 休診

院長プロフィール

鎌倉 聡(かまくら さとし)

愛媛インプラントクリニック かまくら歯科 院長

「一生自分の歯で美味しく食事ができる喜びを」をモットーに、デジタル設備(iTero・歯科用CT・マイクロスコープ等)を活用した精密治療を提供。インプラント・矯正治療をはじめ、虫歯・歯周病・根管治療など幅広い歯科治療においてインプラント症例数6,000件以上(2006年4月〜2025年7月)、矯正治療実績1,753件(2014年〜2025年)を有する総合歯科クリニックの院長。

日本口腔インプラント学会 専門医 ICOI国際インプラント学会 専門医 ICOI国際インプラント学会 指導医 日本歯周病学会 歯周病専門医

通院エリア

地元の松前町・伊予市・松山市に加え、宇和島市や大洲市などの南予、今治市や西条市などの東予、そして高知県からもご来院いただいています。
遠方の方もお気軽にご相談ください。

\ 24時間受付中 /

空き状況を確認・WEB予約する

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

089-984-0002

WEB予約

診療時間

月~金 9:00~18:00
土 9:00~17:00
※休診日:日曜・祝日

このページの先頭に戻る