マウスピース矯正(インビザライン)が向いている方・向いていない方
インビザラインの向き・不向き

インビザラインは多くの症例に対応できる矯正法
透明で薄いマウスピースを装着するだけで歯を動かせるインビザラインは、目立たず、快適に歯並びの改善ができることから、世界中で人気の高い治療法です。インビザラインは常に進化を続けている治療法で、治療が行える適応症も昔に比べ多くなってきました。ですが、オールマイティな治療法ではありませんので、向かないケースというのも存在します。インビザラインが向いているケース、向いていないケースについてご紹介します。
インビザラインでこんな歯並びが治せます
歯がデコボコに重なっている状態です。八重歯も叢生の一種です。
歯と歯の間に空隙が空いているケースです。いわゆるすきっ歯の状態です。
上の歯が前に出ている歯並びです。出っ歯の程度が軽めで、歯の移動量が少なめであればインビザラインで治療可能です。
ディープバイトとも呼ばれる、噛み合わせが深い状態で、下の歯が上の歯に隠されてあまり見えません。
噛み合わせた時に、下の歯が上の歯の前にある状態です。こちらも、歯の移動量が少なめのケースであれば可能です。
オープンバイトとも呼ばれる噛み合わせで、上下を噛み合わせた時に前歯がぽっかり開いてしまうケースです。インビザラインは特に開咬のケースを得意としています。
クロスバイトとも呼ばれているもので、歯を噛み合わせた時にいくつかの上の歯が下の歯の内側に入っている噛み合わせのことを言います。
インビザラインが向いている方・ケース
インビザラインが向いている方・ケースは次のようなものです。
インビザラインは、抜歯をしなくても歯が並べられる、歯並びの不正が比較的軽微なケースを最も得意としています。
歯を並べるのに抜歯が必要な抜歯ケースであっても、歯を平行移動せずに傾斜移動して動かせる場合には、対応可能です。
インビザラインは取り外し式のマウスピースです。装着している間に効果をあらわしますので、1日に20時間以上きちんとマウスピースを装着できる方に向いています。
歯の重なっているケースでも、それほど重なりが大きくなければインビザラインで歯並びを改善できます。