歯茎にも口内炎はできる!その「できもの」は口内炎かも
2018年8月5日
歯茎にできた「できもの」には主に3つの原因が考えられます。「歯周膿瘍」、「口内炎」、「エプーリス」です。それぞれどのような症状があらわれるのか、またそれぞれの治療法について、かまくら歯科がご説明します。歯茎にできものができることはあまりないかも知れませんし、気づかないこともあるかもしれませんが、一度自分のお口の中を確認してみましょう。
歯周膿瘍とは?
歯周膿瘍とは歯茎に膿が溜まってしまった状態をあらわします。歯周膿瘍がおこる原因は歯の神経が死んでいるときや、歯の根っこの治療が不十分だったときにできてしまう場合と、歯周病になってしまい歯と歯茎の隙間から細菌が侵入してできてしまう場合が考えられます。歯周膿瘍は放っておくと自然に潰れてなくなることがありますが、治るわけではありません。しっかりと歯医者さんで歯の根っこの治療や歯周病の治療を行わない限り、繰り返し歯周膿瘍ができてしまう可能性があります。歯周膿瘍の膿は非常に臭く、口臭の原因ともなってしまいます。
口内炎
口内炎にはいくつかの種類がありますが、もっとも多い口内炎が「アフタ性口内炎」です。口内炎は頬の内側の粘膜や、舌にできると思われがちですが歯茎にできることがごく稀にあります。アフタ性口内炎になってしまう原因は、疲労や免疫力の低下などによって身体が弱ったときに細菌がお口の中にある傷口から侵入し、炎症を引き起こすことでなってしまいます。アフタ性口内炎の場合、放っておいても1~2週間のうちに自然に治ります。しかし2週間以上経っても治らない口内炎の場合は別に原因が考えられることもあるので、歯医者さんに診てもらいましょう。
エプーリスとは?
エプーリスとは聞きなれない言葉かもしれませんが、別名「歯肉腫」という、歯茎にコブのようなものができる良性の腫瘍です。エプーリスそのものが悪さをすることはほぼあり得ませんが、盛り上がった歯茎の部分に汚れが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病になりやすい環境をつくってしまうため、支障をきたす場合は手術によって切除されることがあります。しかしガンとの見分けは、見た目だけでは分からないこともあるため、見つけた場合は念のために病院へ行きましょう。
たかができものだからといっても、放っておくと重大な病気に発展することもあり得ます。できものを見つけたら様子をみて、なかなか治らない場合は歯医者さんへ行きましょう。できものをバカにせず、ちゃんと検査をしてもらいましょう。
たかができものだからといっても、放っておくと重大な病気に発展することもあり得ます。できものを見つけたら様子をみて、なかなか治らない場合は歯医者さんへ行きましょう。できものをバカにせず、ちゃんと検査をしてもらいましょう。