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歯科コラム

抜歯しなくてもよくなる?子供のころにしたい「床矯正」とは?

投稿日: 2018/07/20
鎌倉聡
この記事を書いたのは…
院長・歯科医師 鎌倉 聡

〈略歴〉
九州歯科大学卒業後、愛媛大学付属病院歯科口腔外科勤務、一般開業医勤務を経てかまくら歯科クリニックを開院。
その後、日本大学歯学部生理学講座にて博士号取得、日本歯周病学会認定医取得、ノーベルバイオケア社プランニング教室松山にて講師も務める。

お子さんの歯並び、ついつい確認してしまう方は多いのではないでしょうか。きれいに整えてあげたいとは思うものの、いつから?どうやって?費用は大丈夫…?と悩みは尽きませんよね。ブラケットでの矯正は痛いと聞きますし、抜歯をしなければならないとも言われる歯並びの矯正、なかなか踏ん切りがつきません。そこでおすすめしたいのが「床矯正」です。
あまり馴染みがないかもしれませんが、子供だからこそできる矯正方法で、この機会に是非とも検討したい矯正方法です。かまくら歯科と一緒に詳しく見ていきましょう。

床矯正ってなに?

床矯正ってなに?
一般的に知られている歯並びの矯正では、歯がきれいに生えるスペースを確保するために抜歯をおこなうことが多いです。抜歯によってできたスペースを活用しながら、その他の歯を矯正器具で動かしていき歯並びを整えていくというものです。一方で床矯正は、抜歯をすることはありません。歯が生えてくるためのスペースをつくるために、歯を抜くのではなく顎を拡げる方法をとります。具体的には、上顎や下顎に長時間、取り外しが可能な矯正器具を装着して顎を拡げていきます。

大人はできないの?

床矯正は顎を少しずつ、時間をかけて拡げていく矯正方法です。成長段階で顎の骨がまだ柔らかい状態の子供だからこそ有効な手段で、乳歯が生え変わるくらいから始めるとよいと言われています。残念ながら、大人になってからは顎の骨の大きさは変えられません。子供の時に床矯正をしておくことで、永久歯に生え変わる段階でまっすぐに歯が生えるスペースを確保しておこうという矯正治療です。

治療にはどのくらいかかるの?

少しずつ顎の骨を拡げていくので、かなり長期間の治療が必要と思われがちですが、実は半年~1年程度で済む場合がほとんどです。ただ、人によって異なりますから、2~3年かかることももちろんあります。ただ、抜歯をしてブラケットを装着する一般的な歯列矯正で平均2~3年かかると言われていますから、比較すると治療期間は床矯正の方が短く済む傾向にあります。

床矯正のメリットとは

床矯正のメリットとは
あまり注目していなかった床矯正ですが、これまでのご説明で「いいかも!」と思われた方も多いのではないでしょうか。床矯正のメリットは他にも以下のようなものがありますよ。

取り外しが可能なのは便利

一般的な歯列矯正だと、ブラケットを取り外すことは基本的にできません。食事の際や歯磨きの際に邪魔になると聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。その点、床矯正の器具は自分で取り外すことができるので、食事を美味しく楽しめたり、歯の隅々まできちんと磨けたりと日常生活で邪魔になることがあまりありません。ずっと装着していることが難しい子供でも、比較的楽に治療にあたることができます。

虫歯になりにくい

取り外しが可能な点と共通しますが、器具を取り外して歯磨きや口内のケアができるため、虫歯になりにくい状態を保つことが可能になります。ブラケットを装着した従来の矯正方法では、どうしても歯ブラシがとどかないところや器具と歯の間に汚れが溜まってしまい、虫歯になりやすくなってしまいましたが、床矯正ではその心配がありません。

大人になってからの矯正が楽に

子供の時に床矯正をして顎を拡げておけば、大人になってさらに歯並びを矯正するとなった際も、抜歯をせずに済むことがあります。歯の傾きや歯並びは大人になるにつれて悪化してしまうので、子供の頃から対策しておくのが有効ですし、抜歯をしてブラケットを装着してと大掛かりな矯正治療を回避できる可能性が高まるのはうれしいことですよね。

床矯正のデメリットとは

良いこと尽くめな床矯正ですが、もちろん治療ですから気をつけておかなければならないこともあります。

場合によっては顎が元に戻ってしまうことも

床矯正は、器具を装着してゆっくりと顎の骨を拡げていくものですから、長時間器具を外したままにしてしまうと、拡がった顎がすこしずつ元の大きさに戻ってしまうことがあります。食事や歯磨きなど一時的なもの以外は常時しっかりと装着することが必要です。

決まった操作を繰り返す必要がある

毎日決まった時間に器具のネジを回して調整していく必要があります。ネジを回すことで、顎の拡がりを大きくしていくためです。うっかりとネジを回し忘れてしまうと、治療の効果が弱まり、治療期間も長引いてしまうことがあります。

歯ぎしりをする子には向かないことも

夜寝ている時や集中している時に歯ぎしりをするクセがある子供には、残念ながら床矯正は向いていません。歯ぎしりをすることで器具に負荷がかかり、矯正装置が壊れてしまう可能性があるのです。歯ぎしりは直そうと思っても無意識のうちに行っていることが多いですから、床矯正を検討する際は歯ぎしりについて歯科医師に相談してください。

多少注意すべきところはありますが、それでもメリットが多い床矯正。そろそろ子供の乳歯が生え変わるという方、子供の歯並びが気になるけれど抜歯は避けたいという方は、一度床矯正を検討されてみてはいかがでしょうか。一般的な歯列矯正に比べ痛みもあまりありませんし、歯磨きなどのケアも簡単に行えます。子供のきれいな歯並びを手助けする、第一歩を踏み出しませんか?

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