もう怖くない!お子さんも歯医者さんデビュー!
2018年12月19日
白衣を着てマスクをした歯科医師、歯科衛生士などのスタッフが出迎え、歯科医院独特の薬品の香りと、「キーンキーン」と耳に残る歯科医院特有の機械音を考えると、お子さんが歯科医院を怖がったり、通院を拒否したりすることは、おおいに考えられることであり、歯科医院での診察を受けることを希望するも、お子さんが怖がって歯科医院に行くのを嫌がり困っている親御さんがいることも事実であります。そこで今回は、どうすれば小さなお子さんも怖がらずに歯科医院を訪れ診察をうけられるか、ご紹介していきます。
子どもはなぜ歯医者さんを怖がるの?

以下は、お子さんが歯科医院を怖がる代表的な理由となります。
診療チェアに座りたくない
歯科医院特有の診療チェアは、普段目にすることのないものであり、不安感を覚えてしまいます。
マスク・白衣姿が怖い
マスクは口元が隠れてしまうため、怖がるお子さんも多くいらっしゃいます。また、白衣は内科医や小児科医などでも目にする機会もあると思いますが、“白衣=注射(痛い)“イメージがあるのかもしれません。
何をされるのかわからない
診療チェアに座らされて、何をされるかわからない。「虫歯を治す」など治療の概念を理解できない年齢なら更にその傾向は強くなります。
注射をしたくない
虫歯治療などをおこなう際には欠かせないのが局所麻酔ではありますが、小さなお子さんから大人まで多くの患者さまが、恐怖心を抱いています。
薬の味がまずい
歯科治療では、薬品をお口の中に塗布することもあり、苦手意識を抱いてしまうお子さんも多くいらっしゃいます。
音が怖い
歯を削る音でもある「キーンキーン」という耳に残る音が苦手だというお子さんも多くいらっしゃいます。
上記のように、歯科医院の受診に恐怖心や嫌悪感を抱く多くの理由があげられますが、お子さんが歯科医院の受診を嫌がるからと言って、治療をおこたることは得策ではありません。なぜ、お子さんが歯科医院の受診を嫌がるのか、その理由を理解することが、重要となります。
歯医者さんの工夫
声かけ
治療をおこなうときは、その工程、工程で「今から水がでるね」「音が鳴るよ」と、今からおこなう治療内容、工程内容をお子さんに分かりやすく伝えます。
お子さんの状況に寄り添う治療
泣いて嫌がるお子さんに、無理やり治療はいたしません。しかし、緊急時や治療を必ずおこなわなければならない状況の場合は除きます。
信頼関係
大人同様に、お子さんとの信頼関係も大切だと考えます。治療前にはコミュニケーションをはかり、治療へと繋げます。
歯医者さんは怖くない

歯科医院は「虫歯を治す病院」であり、虫歯を放置してはいけない、虫歯を治すために歯科医院に行くということをしっかりとお子さんに説明しましょう。年齢によっては理解できないことではありますが、そのような場合は、口を大きく開ける練習や、歯医者さんごっこなどをおこない、歯科医院を身近に感じられるようにしましょう。そうすることで、スムーズに検診や治療を受けられるようになれる近道となるかもしれません。
子どもの頃から歯医者さんに通う重要性
以上、どうすれば小さなお子さんでも怖がらず、歯科医院を受診することができるのかをご紹介してまいりました。歯科医院は怖い、痛い場所というイメージを吹き払い、今から何のために、歯科医院に出向き、どんなことをおこなうのかを、お子さんにも根気よく説明しましょう。また、大泣きするからといって受診をおこたることはせず、虫歯など気になることがある場合には、ためらわずに受診しましょう。