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歯科コラム

歯並びが悪いとスポーツ選手には致命的?運動と歯の関係は?

投稿日: 2018/06/05
鎌倉聡
この記事を書いたのは…
院長・歯科医師 鎌倉 聡

〈略歴〉
九州歯科大学卒業後、愛媛大学付属病院歯科口腔外科勤務、一般開業医勤務を経てかまくら歯科クリニックを開院。
その後、日本大学歯学部生理学講座にて博士号取得、日本大学歯学部大学院にて学位取得、日本歯周病学会認定医取得、ノーベルバイオケア社プランニング教室松山にて講師も務める。

歯が身体能力に関わりがあることをご存知でしょうか?スポーツが身体の健康に関係するのと同じように、歯もスポーツと深い関係があります。一流のアスリートのお口の中を調査したところ、虫歯がない選手は半数以上を示しています。一流のアスリートが歯を大切にするのは、スポーツにおいて重要な関わりがあるということを知っているからでしょう。では、運動と歯の関係についてかまくら歯科と一緒にみてみましょう。

歯並びが悪いとバランスが悪くなる

歯並びが悪いとバランスが悪くなる
顎の関節の近くにある「三半規管」は体の平衡感覚を保つために重要な役割をしています。歯並びや噛み合わせが悪い場合や虫歯がある場合、顎の噛みしめる筋肉に左右差ができてしまいます。顎の筋肉のバランスが崩れてしまうと身体全体のバランスも崩れてしまい、重心のズレが生じてしまいます。スポーツをする上でバランス感覚は重要であるため、歯並びの悪さがスポーツにおけるパフォーマンスの低下につながってしまうのです。

噛み合わせが狂うと身体の不調につながる

虫歯や歯周病などが原因で噛み合わせが変わってしまうと、顎の筋肉はなんとかしようと無理をしてしまい、バランスを崩してしまいます。バランスを崩した顎の筋肉を放っておくと、顎の周囲にある組織にも影響し、顎関節症や肩こりや頭痛などといった症状を引き起こしてしまいます。

集中力の低下につながる

スポーツ選手は試合中にガムを噛んでいることが多々あります。噛むことは脳へ刺激を与え、集中力を発揮します。しかしお口の中が虫歯や歯周病などで不健康の場合、痛みや違和感によってストレスが生じてしまい、そちらに気がとられてスポーツに集中することができなくなってしまいます。また身体を作る栄養バランスも、痛みなどが原因で食事に制限がかかると崩れてしまいます。

食いしばることができない

集中力の低下につながる
スポーツをするときには力を発揮するために食いしばります。食いしばる力は奥歯で平均何十kgとかかり、最大で100kgの力が発揮されるといわれています。しかし虫歯や歯周病がある状態では、健康な状態と比べて歯や周りの組織がもろくなっているので、思うように食いしばる力をかけることができない上に、歯や周りの組織が食いしばる力に耐えることができません。

スポーツと歯の関係はとても重要!

スポーツにおいて素晴らしいパフォーマンスを行うためには、スポーツの練習だけでなくお口の中にまで気をつけなければなりません。スポーツを行なっている方は今一度お口の健康に気を使ってみましょう。もしかすると良い成果を出すことができるかもしれません。
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