MFT頑張りました。
2014年4月23日
こんにちは。
愛媛インプラントクリニック かまくら歯科の平田です。
今回は、MFTを頑張った患者さんの治療について
振り返ってみます。
突然ですが、みなさん!
今、舌って、お口の中のどこに位置していますか?
舌の先は、どこにくっついていますか?
本来、舌の先は、上の前歯の裏に位置しているものなんです。
どうですか?
いやいや、下の前歯の裏についているよ、
という方もいるのではないでしょうか?
これを『低位舌』と呼びます。
低位舌の方は、無意識のうちに弱~い力で
舌で歯を押しているんです。
このまま放置していると、下顎がでて、受け口がすすみます。
この低位舌は、乳歯から永久歯へ生え変わる時期に
改善しておくことが、とても大切なんです。
そこで本題に入ります。
今回紹介するのは、そんな低位舌や、受け口(反対咬合)を
治療することを目的とした、『パナシールド』という装置です。
装置をお口の中にいれて、舌を装置の上に乗せて口を閉じます。
装着すると、このような感じです。
この装置を使用することで、
①舌を正しい位置に移動させる
②上唇からの押さえる力を弱める
こういったトレーニングになります。
今回紹介する患者さんは、7歳の女の子です。
治療前のお写真です。
上の歯と下の歯の先どうしがかみ合っています。
そして、約8ヵ月間、パナシールドを使用した後の写真です。
この写真からも分かるように、上の歯が下の歯よりも前に出る
咬みあわせに変わりました。
この患者さんは、パナシールドを使用するだけで、
ここまで改善することができました。
今後は、永久歯への生え変わりと、咬みあわせを観察していきます。
患者さん、お一人お一人におって、咬みあわせの状態が違うのと同様に、
何のトレーニングが合っているのかも違います。
矯正相談に来られた患者さんには、こういったトレーニングもご紹介しています。
癖を治して正しい機能を得られるような指導も行っています(@^^)/~~~