本日のインプラントレポート
2014年11月14日
今日は左上の奥歯を失った部分に、インプラントで歯牙を再生するための一次手術(インプラントの埋入)の日でした。
手術前のレントゲン写真です。
もちろん今日もノーベルガイドを使用した
ガイデッドサージェリーで行ないました。
事前にインプラントの埋入位置をインプラント設計ソフト(ノーベルクリニシャン)で
設計をし、それを手術用のマウスピースにおきかえて、
ベストな位置に埋入できるよう目指します。
特に骨の形がいびつな方、骨量が不足している方に有効です。
安全な手術にもつながります。
2本埋入したうちの奥のインプラントは少し角度をつけることにより、
骨内にインプラント全体を埋入することができました。
奥のインプラントの埋入後のCT画像です。
しかし、手前のインプラントは術前から骨の高さが4mmと薄かったため、
埋入時からソケットリフトを行うことを計画していました。
ソケットリフトとは、骨の高さが不足する臼歯部にインプラントの埋入する穴から
副鼻腔(上顎洞)の粘膜の下に骨におきかわるお薬を挿入して
インプラントを埋入する骨の高さを改善する方法です。
手前の歯の術前CT画像です。
ソケットリフト後です。
副鼻腔(上顎洞)の粘膜が持ち上がっています。
適切に行えば、手術後の腫れも最小限におさえられます。
今日の手術も上手くいきました。
あとは、ソケットリフトをしたところに骨ができてきて、
インプラントと骨が結合するのを数か月待ちます。