第1回トータルヘルスアカデミー参加
2015年4月24日
4月9日、東京の品川にて行われたトータルヘルスアカデミーに当院の歯科医師、歯科衛生士が参加をしました。
トータルヘルスアカデミーとは、神奈川県の辻村歯科クリニックが中心となって活動している研究会です。当院でも採用している最新の歯周病治療、THPもこの研究会が力を入れているものの一つです。今回この研究会主催の講演会が開かれ、医院をあげての参加となりました。
これに先立って前述の辻村歯科クリニックの院長先生以下スタッフの皆様のご厚意により、同医院の見学に行かせて頂きました。この医院では歯周病治療に非常に熱心で、衛生士の方が存分に力を発揮しています。トータルヘルスアカデミーにて他院の衛生士の指導にもあたっている衛生士が、一人一人の患者さんのメンテナンスを担当しています。そしてその指導を受け、アカデミーの認定を受けているのが当院の衛生士、亀岡と本田なのです。現在認定を受けている衛生士は全国でもまだ少なく、愛媛にはこの2人しかいません。今この記事を読まれている方の中にもTHPを受けている方はたくさんいらっしゃると思いますが、実は本当に最先端のプログラムなのです。
講演会の内容には歯科衛生士による症例発表も含まれ、亀岡と本田による発表も行われました。1月程かけて一生懸命準備をしていたようで、他院にも負けない素晴らしい内容だったと思います。また他の医院での歯周病治療を垣間見ることができ、衛生士達は非常に刺激をうけて帰ってきました。より一層技術の研鑽と知識の吸収に意欲を燃やしております。今後のメンテナンスも当院の衛生士に安心して任せて下さい。
症例発表の他に、辻村先生の講演と当院院長の鎌倉による特別講演が行われました。辻村先生のお話はむし歯から歯周病と幅広く、次回の機会に紙面を割きたいと思います。院長の講演はインプラント周囲炎(インプラントに起こる歯周病)についてでした。メインイベントと紹介されたこの講演は、画面にスライドが映される度にカメラのフラッシュが焚かれる程、来場者の興味を引いていたようです。インプラントの経験豊富な院長により、インプラントと天然歯の違い、周囲炎の原因や分類、症状による治療法を丁寧に解説していきました。
今回の研究会を通して再確認したことは、歯周病治療とその後のメンテナンスの重要性です。感染症である以上一度治療すれば安心というものではありません。歯周病菌に感染しにくい口腔環境を作る事が、結果として全身の健康にも繋がっていきます。皆さんもこの機会にお口の健康について考えてみてはいかがでしょう。