インプラント症例
2016年7月11日
こんにちは。副院長の前田です。
梅雨もそろそろ明けそうで、いよいよ夏本番という感じですね。ただ、夏はどうしても冷房をきかせがちです。暑い屋外から冷房のきいた室内に入る、あるいはその逆の場合でも急に鼻水、くしゃみが出るといった『寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)』という疾患があるそうです。医院の冷房がきき過ぎていると感じたら、遠慮なくおっしゃってください。
さて、今回は私が担当したインプラントの症例をご紹介します。
患者様は40代女性です。左上6に歯根破折があり、咬合痛が認められたために抜歯を行いました。また、その奥の左上7にも根尖病巣存在しており、根管治療による完治は困難であったために抜歯を行いました。
初診時
術前
術前咬合面観術前左側方面観
その後、半年間の治癒期間をおき、インプラントの埋入計画を立てました。設計にはノーベルクリニシャンというソフトを用い、三次元的にどの位置に埋入するのが最適なのかを考えました。
現在、インプラントを埋入する際にはトップダウントリートメントといって、まず最終的にお口の中にできる歯の部分の最適な位置を決め(ちゃんと下の歯と噛み合わなければいけませんからね。)、そのためにはインプラント本体をどこに埋入すればよいのかという考え方をします。ノーベルクリニシャンというソフトを使えば、より簡単にその設計ができるのです!
さて、この患者様は設計の結果、上顎洞と呼ばれる上顎の空洞(蓄膿症の時に膿が溜まるところのことです。)までの骨の厚みが少ないことが分かりましたので、ソケットリフトという最小限に骨を増やす処置を併用しインプラント埋入を行いました。
ついこの間、最終的な歯の部分も出来上がり、快適に使用して頂いております。
術後
術後咬合面観術後左側方面観
先日の中村社綱先生のインプラントセミナーにもありましたが、『より安全で、より痛くない治療』を提供できるための機器やソフトが日々開発されています。技術を磨くと共に、そういった最新の治療法も学び、患者様により良い治療を行っていきたいと思います!