ウォーキングブリーチ
2016年10月3日
こんにちは。愛媛インプラントクリニックかまくら歯科副院長の前田です。
最近は、日が落ちるのもすっかり早くなってきました。涼しくもなってきましたし、秋到来といった感じでしょうか?秋といえば、『スポーツの秋』。私も新しいことにも挑戦したいものです。
さて今回は、『ウォーキングブリーチ』という治療法についてご紹介したいと思います。あまり聞き慣れない治療法ですが、『ホワイトニング』のひとつと考えてもらうと分かり易いでしょうか。一般の『ホワイトニング』が歯の表面に歯を白くするお薬をつけるのに対して、『ウォーキングブリーチ』は、歯の神経(歯髄)を取った後に、歯の中に歯を白くするお薬を入れ、変色した歯を白くする方法なのです。
歯の中にホワイトニング剤を入れ、蓋をして数週間待ち、歯が白くなった段階で蓋を取り、中の薬剤を取りだし、最終的な蓋をします。歯の中にホワイトニング剤を入れたまま歩き回りながらホワイトニングを行うことから『ウォーキングブリーチ』という名前がついています。
利点としては、神経が死んでしまった歯に対しては、通常の『ホワイトニング』ではあまり効果がない場合がありますが、そのような歯に対しても白くすることができる場合があります。欠点としては、歯の中に薬剤を入れ内部から白くしていくため、神経を取っている歯にしかできないこと、歯の中にガスが溜まって痛みが出たり、歯が弱くなってしまう可能性があることがあげられます。
写真は矢印の歯の変色が気になるということで、一度『ウォーキングブリーチ』を試してほしいという患者さんの希望があったものです。隣の歯に比べて明らかに色が暗いですね。
1~2週間おきにホワイトニング剤の交換を数回行い、かなり白くなりました!
神経を取った、あるいは神経が死んでしまっている歯の変色が気になる方は是非一度ご相談ください!