歯の外傷の緊急の処置について
2012年11月24日
こんにちは★
愛媛インプラントクリニックかまくら歯科 勤務医の松居です。
最近では、あちこちでクリスマスツリーをよく見かけるようになってきましたね。
さて、今回は歯の外傷の緊急の処置についてお話ししたいと思います。
歯の外傷のほとんどが前歯です。
また、ヨチヨチ歩きで、テーブルの角で打った」とか、「走っていて、こけて床で打った」とか、「遊んでいて、友達の頭が当たった」とか・・・やはり圧倒的に多いのは乳幼児から小学生の子供達です。
ひとくちに、打撲や外傷といっても、その状態によって対処法は様々ですので、ここでは受けたダメージによって分けてみていきます.
1)歯が脱落してしまっている(抜け落ちってしまっている)ケース
上の写真は、歯が脱落している写真です。
歯が抜け落ちてしまっているケースでは、脱落した歯を見つけて、生理食塩水もしくは牛乳に漬け、本人と共に歯医者に持ってきてください。元に戻る可能性は結構あります。
2)抜け落ちてはいないが、グラグラの状態
その状態のままで、歯医者に来てください。これも、元に戻る可能性は、かなりあります。
3)歯ぐきのの下(中に)陥没している状態
この場合も、歯医者に来てください。これも、元の位置にもどして保存できる可能性は高いです。
以上の場合においても、その歯の神経を抜く必要性が非常に高いことと、固定が必要になってきます。
外傷でダメージを受けた歯は、その後もレントゲン写真による経過をみていく必要もあります。