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知覚過敏とは?

2012年12月19日

こんにちは。愛媛インプラントクリニックかまくら歯科 勤務医の前田です。

年末となり忙しい時期ですが、体調には気を付けて、一年を締めくくりたいものです。

さて、今回は『知覚過敏』についてお話ししたいと思います。

歯を磨いたり冷たい物を口に入れた途端、虫歯でもないのに何とも言えない嫌な感じに歯がしみることがあります。これが『知覚過敏』です。ではなぜ『知覚過敏』が起きるのでしょう?

・刺激を「痛み」と伝える歯の神経

表面の硬いエナメル質の層の下にある象牙質の中には、放射状に「象牙細管」という細い管が神経(歯髄)に向かって通っています。外からの刺激はこの管を通じて神経に伝わり、神経はそれらの刺激を「痛み」として脳に伝えます。虫歯でなくとも象牙質が直接刺激にさらされる状態になれば、歯はしみて痛みを感じます。

・象牙質が直接刺激にさらされたとき(楔状欠損の場合)

強い力で横磨きしたり、咬み合わせが悪くて歯に余計な力がかかったりした部分では、エナメル質が削れて象牙質が露出してしまいます。刺激に直接さらされて、歯はしみて感じます。

・セメント質が露出した時

また、歯周病が進行すると、歯ぐきが下がって、歯の根の部分が見えるようになります。歯根部分の象牙質はエナメル質よりやわらかなセメント質で覆われているだけです。何かの拍子にセメント質が欠けて象牙質が露出すると、やはり歯がしみて感じられます。

このような時、症状が軽度であれば、しみ止めの成分を多く含んだ薬用の歯磨き粉を使用するのも一つの手段です。

もし、症状がひどかったり、欠損部分が大きな場合は、欠損部分を直接白い樹脂の薬で埋めることもありますので、一度ご相談ください!

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