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知ってほしいこと~親知らず編~

2013年9月21日

おはようございます。
愛媛インプラントクリニック かまくら歯科の平田です。

まだまだ暑い日が多いですが、
医院の前の田んぼでは、昨日稲刈りがされていました。
少しだけ秋を感じることができました♪
食欲の秋!到来です(^^)/

さて、今回から、題して! 「知ってほしいこと~〇〇編~」
でブログを書いていこうと思います。

第一回は親知らずについてです。
みなさん、親知らずについて知っていますか?
親知らず(智歯)とは、永久歯(上下で28本)が生え揃ったあとで、一番奥に生える歯のことです。
親知らずにも、いろいろな生え方があります。
2枚のレントゲンを見てみます。(赤い〇が親知らずです)

まず、一人目です。

4本とも、綺麗に真っ直ぐ生えています。
こういった場合の親知らずは、特に何の症状もありません。
しかし、一番奥の歯なので、歯ブラシが届きにくいです。
よく注意して磨くようにしてくださいね。

二人目のレントゲン写真です。

この方も親知らずは4本ともありますが、上2本の親知らずは、歯ぐきの中の方に埋まっています。
先程のレントゲンとは違って下の親知らずは横たわったように生えています。
こういった生え方は要注意です!この親知らずは埋伏智歯と呼ばれます。

さて、「親知らずを抜いた」と耳にすることはありませんか?
どのような時に親知らずを抜くのでしょうか?

親知らずが手前の歯を圧迫して歯並びを悪くすることがあります。
また、生えてくる途中、歯肉がかぶさっていたり、奥の方に生えていたりするため、
お手入れ不足になってむし歯や歯肉の炎症を起こします。
炎症が起きると、頬やあごの腫れ、のどの痛み、筋肉の炎症、発熱といった激しい症状がおこります。
こういった症状が出た場合には、抜歯の対象になります。

では、親知らずを抜歯する場合に注意することを解説します。
下顎には、下歯槽神経が通っていて、下唇・顎の知覚などを支配しています。
親知らずを抜歯する場合、この下歯槽神経を傷つけないようにしなければなりません。
万が一、この下歯槽神経を傷つけたり、抜歯のときに触れたりすると、
下唇のあたりにしびれが出ることがあります。

赤い線が下歯槽神経です。親知らずの根っこの先の非常に近い位置を通っているように見えます。
ただ、平面でみるだけでは、実際にどの程度根っこと神経が接しているかは分かりません。
当院では、歯科用CTを導入しているため、下顎の親知らずの抜歯をするときには、
CT撮影を行っています。撮影した画像を見てみましょう。

CTでは、お口の中を立体でみることができます。
Aの画像は、お顔の左側から見ているのですが、顎の骨、歯がうつっているのが分かりますか?
赤い〇が、左下の親知らずです。斜めに生えているのが分かりますよね?

Bの画像は、同じ顎の骨の中の方を見ているのですが、
オレンジ色の線が、下歯槽神経です。
耳の下の方から、奥歯の下のあたりを通っていますよね。

これを別の方向から見てみます。

親知らずの根っこと、下歯槽神経との位置関係をこれでハッキリと見ることができます。
この患者様は、当院で抜歯をされました。
抜歯後、下唇にしびれが出ることもなく、傷口もきれいに治っていっています。

CTの撮影をしてみて、神経と親知らずの根っこが接している場合には、
県立中央病院への紹介状をお渡しし、抜歯のご予約をお取りすることにしています。
紹介状と、レントゲン、そしてCT画像をお渡しして
患者様のご都合の良い日に抜歯をすることができます。
消毒や糸取りといった、アフターケアは当院で行います。

ここまで、親知らずについて、そして抜歯をする場合の注意点を解説しました。
親知らずの抜歯を検討されている方、一度ご相談ください。

 

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