固定式のインプラントの入れ歯をご紹介
2014年11月8日
今回は、ALL-onと言うインプラントの固定式の入れ歯をされた方のご紹介をします。
この患者様は、右上の奥歯が取れてしまったと訴えられて当院に来院されました。また、他の歯も歯周病が進みぐらぐらしていたので、インプラントを含めた全体的な治療していくことになりました。
上のお写真は治療を進めていく前に撮影したお口の中のお写真とレントゲン写真です。全体的に歯周病が進んだことで、歯を支えている顎の骨が溶けて歯肉がさがっています。
ぐらぐらになってもう残していくことが難しい歯は抜歯をして、上はインプラントの入れ歯に、下の歯は入れ歯にしていくことになりました。
上あごのインプラントの手術の際には、ノーベルガイドという特別なマウスピースを使用しながら手術を行ないました。
上は手術中のお写真ですが、透明なマウスピースがノーベルガイドです。このノーベルガイドを用いることによって、正確な方向でのインプラントの埋入が可能になります。
インプラントの手術時に骨との結合がしっかりと得られた場合には、手術当日にインプラントの仮歯をいれることができます。この方の場合はしっかりとインプラントを固定することが出来たので、当日に仮歯を入れて帰って頂くことが可能でした。
仮歯をいれた状態で、5ヵ月ほど傷の治りと骨とインプラントが落ち着くのを待って本番のインプラントの入れ歯の型取りを行っていきました。
本番の入れ歯は、裏にチタンのフレームを入れて製作しています。また、歯科技工士との打ち合わせも行い、歯や歯肉の色や見え方についてもご希望に沿えるようにしていきました。
↑最終的に仕上がった状態のレントゲン写真とお口の中のお写真です。下の歯には入れ歯が入っています。
自然で健康的な口元になりました。お疲れさまでした!
※記事に掲載しているお口のお写真やレントゲン写真は、全て患者様の了解を得て掲載しています。