5年前のある晩…..
2014年11月4日
5年前のある晩、携帯に一本の電話がありました。
“院長!、私の歯がなくなった…..”
それは、入社したての新人衛生士からでした。
すぐ来るように伝えて見てみると、
原付でコケて前歯が折れて抜けてしまっています。
彼女は歯を守る仕事をする衛生士。
今までにほとんど虫歯も作ったことがありません。
“どうしましょう、どうしましょう”
という彼女を落ち着かせ、抜けた歯を洗浄して再植しました。
向かって左の前歯です。元のように戻りました。
しかし、少し色が変色しています。
レントゲンを撮影してみると、
向かって左側の歯は、根っこが折れてしまっていました。
このまま放置していると、インプラントを埋入するための骨がなくなってしまうため、
彼女はインプラントを決意しました。
歯を抜いた後と、
インプラントの人工歯を装着した後です。
特に前歯のインプラント治療は、人工歯の形態、色だけではなく、
歯ぐきの状態までしっかりと考え、完成までもっていきます。
完成に至るまでにも、何度か修正を行い、仕上がりました。
彼女は現在、前歯にインプラントを検討されている患者さまのためのモデルも務めてくれています。
実体験者ならではの感覚や歯磨きの方法など、患者さまに伝えてくれています。