GTR(組織再生誘導)法
2015年11月16日
こんにちは。愛媛インプラントクリニックかまくら歯科衛生士の松岡です。
日毎に寒さが増してまいりましたが、体調など崩されていませんか?
今日は、GTR法という治療法についてお話しします。
GTR(組織再生誘導)法とは、歯周病などによって歯周組織が破壊されて、歯を支える骨が失われた部分へ、人工の膜と骨に置き換わる骨補填材料を入れる治療法です。
歯周病によって失われた骨は歯周病の治療を行ってもなかなか再生されません。それは、骨が再生される前に上皮の歯肉が先に治癒されるからです。
それを防ぐために人工の膜を入れ、スペースを作り、新しい組織が再生するのを誘導します。
その後、2か月ほどで人工の膜は溶けてなくなります。
歯周組織が再生される為、審美性・機能性が改善され、歯周病の進行を抑制することができます。
重度の歯周病の方は適用できない場合もあります。
出典:クインテッセンス出版株式会社
著書名:小野善弘、宮本泰和、松井徳雄、浦野智、佐々木猛