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上顎に骨が少なくても方法があります。

2016年9月12日

愛媛インプラントクリニックかまくら歯科 院長の鎌倉です。
先週の土曜日は、上顎に7本のインプラントを埋入して左右のサイナスグラフト(副鼻腔の骨増生)を同時に行いました。今日、消毒にいらっしゃいましたが感染もなく経過良好でした。

さて、今日の午前中のオペ。
右上に3本のインプラントを埋入する計画でした。当院では必ずノーベルクリニシャンというインプラント埋入設計ソフトを利用してインプラントの位置決めをして、手術時には手術用のテンプレート(マウスピース)を製作してオペに臨みます。設計ソフト上で設計した位置にインプラントを正確に埋入するためです。
そのことによって理想的な位置にインプラントを埋入することができます。

snapshot-6

その設計がこちら。直径4.3㎜、長さ10㎜のインプラントを3本計画しています。
断面を見るとこんな感じ。(以下3枚の写真)

snapshot-5 snapshot-4 snapshot-3

3本中2本は副鼻腔に突き出してしまいます。そこで、副鼻腔の粘膜を持ち上げて骨を足す、ソケットリフトを予定しました。術後のレントゲンでドーム状に粘膜が持ち上がっていれば成功です。dsc_0013

dsc_0016

インプラントは設計どおりの位置に埋入できました。術後。黄色が4.3㎜のレギュラーサイズですが、前方は骨の幅が狭かったので(こんな変更は臨機応変にします)紫の3.5㎜に変更して埋入しています。
紫のインプラントが歯牙から離れているのは歯牙にもともと病気があったためです。あらかじめ処置をしていますがその病巣を避けています。

ct_20160912165944

インプラントが副鼻腔内に粘膜をドーム状に持ち上げて埋入されているのがわかります。

骨材も転入され50Nで締め付けられました。こんな時にテーパー型の
インプラントが最適です。

今後は、2ヶ月待って2次手術を行い3縲怩Sヶ月後には人工歯を装着。
左の歯がまだない部分に治療は移行していきます。

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