感染根管治療(歯の根っこの治療)について
2016年9月23日
こんにちは。愛媛インプラントクリニックかまくら歯科勤務医の久保です。秋雨前線と台風の影響で天気のよくない日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
今日は感染根管治療についてのお話をさせて頂きます。感染根管治療とは字の通り、根の中に菌が感染し、根の先に膿が溜まってしまった歯の治療を指します。根の中をリーマーやファイルと呼ばれる細い治療器具を用いて清掃し、最終的には再感染しないようにお薬をつめていきます。
歯の根っこの形態というのは多様で人によっても違いますし、同じ人でもそれぞれの歯で異なります。当院では感染根管治療に使うリーマーやファイルをニッケルチタンという材料でできたものを使用しております。ニッケルチタンでできているファイルは従来のステンレスのものと比較して弾性があるため、曲がった根でも治療でき、さらに追従性に優れているので根の湾曲に沿って治療することが可能です。また、電動式のエンジンを用いているので治療回数も少なくて済みます。
海外ではほとんどの歯科医院で導入されていますが、日本での普及はまだあまり進んでいません。当院ではいち早く導入しており、院長、副院長はセミナーにも参加し、その技術を学んでおられます。私もこれからより高い治療を提供するべく、邁進したいと思います。