親知らずのトラブルについて
2012年10月20日
こんにちは
愛媛インプラントクリニック勤務医 松居です。
今日は、親知らずのトラブルについてお話ししたいと思います。
親知らずとは1番最後に萌出してくる奥歯で、第三大臼歯とも言われます。親知らずが原因で、突然の痛みや歯茎の腫れで悩まれた方もいらっしゃるかもしれません。
よく患者さまより「親知らずが生えてるんだけど抜いたほうがいいですか?」との質問を受ける事があります。
親知らずは、正常に咬み合って何の問題もなければ抜く必要はありません。しかし、顎が小さく親知らずが生えるスペースが不足し、横に向いてしまった場合などに以下のトラブルを起こすことがあります。
この写真は、親知らずに歯茎がかぶってしまっている写真です。
①親知らずの周りの歯茎が腫れる
②汚れがたまりやすくなる
③親知らずが虫歯になる
④親知らずの手前の歯が虫歯になる
⑤親知らずの歯周病になる
⑥上の歯が伸びだして下の歯茎を噛んでしまう
⑦前に倒れ込んできて歯並びが悪くなる
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などがあります。
また、親知らずを抜歯する際には、ごくまれに下あごの中を走る神経に障害が生じて唇にしびれが残ることがあります。神経に特に近いと思われるときには、抜歯の計画を立てる際に、当院では、CT撮影をして親知らずと神経との距離を正確に把握して抜歯を行います。
場合によっては、県立中央病院もしくは愛媛大学医学部付属病院の口腔外科にご紹介することもあります。親知らずのことでお悩みの方は、ご相談下さい。