こんなところにこだわっています。
2016年9月5日
愛媛インプラントクリニックかまくら歯科 院長の鎌倉です。
今日も、お一人の方がインプラント治療が終わってメンテナンスに移行されました。父が若い時にお世話になった方でしたので、親近感を持って頂いていて楽しく治療させていただきました。
さて、治療経過です、右下の歯がなくなり部分入れ歯は煩わしくてということでインプラントを2本埋入して、ブリッジ形態にして3本の歯を作る計画にしました。
ただ問題点は、インプラントを埋入する部分に頬小帯と言いましてほっぺの筋がひっついているんですね。この小帯は普通はこんな位置についていません。この位置に付着していることで、治療が終わった後、頬が動くたびにインプラントの周りの歯茎が動いてそこから食べ物や細菌がインプラントの縁に入り込んでインプラントが歯周病になる原因になるんです。
ですから、見逃さないで小帯を切除するか、移動させるかしないといけないんです。
そこで、今回はインプラント埋入のタイミングで小帯の位置を移動させることにしました。
下の写真をみてください。
歯が完成していますが、引っ張っていた小帯がなくなっています。
手術の時に、工夫した切開の入れ方をしてぬい合わせ方もこだわっているんです。これで、一つリスクが減りました。
患者様にはご満足いただけました。
自分の歯も含めて大切にメンテナンスしていかれるそうです。